献体（苦笑）

spモードメールで送受信し端末に保存してあったすべてのメールとフォルダ設定と送受信履歴が、一切合財消失した件についてドコモショップに行ってきた。やり取りをまとめると以下の通り。

１　メールがなくなること自体は極めてまれだが、過去に発生が確認されている。しかも、機種や発売時期に偏りはない
２　ただし、メールのフォルダ設定までが消失した事象は（担当者が知る限り）皆無
３　考えられる理由としては、インストールされているアプリによる干渉。例えば決まった時間に電源を落とす設定ができるアプリを使っていた場合、spモードアプリのアップデート最中に電源が切れるなどしてデータが失われる可能性がある。よって今回のような事象が確認された場合、まず使っているアプリを確認するなどして、原因を限定していく
４　しかしkebaの端末にはほかの事象で原因として疑われたアプリは入っていない
５　spモードアプリが何らかの理由で初期化された可能性を疑ったとしても、その場合自動的に再インストールされないので、keba端末にはアプリは残っていることを考えると、偶発的初期化でもない
６　フォルダ設定まで失われるのは、データ消去した場合に起こるものの、数段階踏まないとデータは消去できないので、それをkebaが無意識または偶然に行うことはあり得ない
７　ということで、過去事象からの類推による原因特定は不可能
８　とりあえず端末を初期化することでアプリの誤作動を落ち着かせることは可能だが、今後再発しないという保証はできない
９　初期化だけでは不安というのであれば、代替端末を貸し出して、修理に出すことは可能

これらを丁寧に、段階を踏んで説明してもらった。

消失したメールについては、かなり申し訳なさそうにされたけど回復不能。これに関しては、あたしも早々にあきらめていたので「そうですよね」としか言いようがなかった。2日経って行ったせいもあって、あたしの関心はすでに「これから」のことに移っていた。意外に立ち直りが早いのである（でも根に持つタイプです、くふふ）。初期化すれば再発はないのか？修理して戻ってきたら再発しないのか？ほかのアプリでも似たようなことが起きる可能性はないのか？最近の機種なら大丈夫なのか？などなど。いくら想定外の事故とはいえ、2度も経験するのは耐えられない。しかしいかんせん原因不明。ってことは、対策も打ちようがないのである。とほほ。

とりあえず重要なメールはbccで自分のメインのアドレスにも送信して、PCで受信し保存するようにしたけど、これ以外の対策はなにがあるのか、と尋ねてみた。ドコモショップの担当者は、spモードの限界は自動バックアップ機能がないことなので、仕事にも使うのであればアドレスを変えてはどうかと提案してきた。spモードはドコモというキャリアのメールシステムなので、ドコモのスタッフの発言としてはかなり大胆（苦笑）。spモードと違ってgmailなどであれば、端末で今回のような原因不明のデーター消失が発生しても、サーバー上にコピーが残っている。また、特定の端末からではなくアカウントとパスワードさえわかれば、PCからでもホテルのビジネスセンターのPCからでもメールサーバーにアクセス可能、と。

もう一つのやり方としては、失いたくないspモードのメールを定期的にSDカードにコピーを取って保存するというもの。ただこのバックアップ機能は同じ名前のファイルに「上書き」するのじゃなくて、新しいファイルを次々に作ってしまうので、何もしないとバックアップファイルがたまってしまう。なのでファイルマネジメントアプリを入れて、SDカードの整理をすることも必要という難点がある。

メールソフトをどうするか？今まで通りso-netとspモードの@docomo.ne.jpアドレスを併用して仕事で使い続けるか、gmailアドレスに変更するか、悩むところだ。確かに端末を変更するときにgmailアドレスをIDとしてログインすると、playstoreで今までダウンロードしたアプリがリストアップされ、それらを次々に再ダウンロードしていけばカスタマイズがきわめてシンプルというのは魅力だけど、そのあたしのgmailメールが誰にも覗き見られていないという保証は残念ながらどこにもない。facebookでのメールアドレス流出など、クラウドのセキュリティにはどうしても不安がある。

仕事でのメールには機密度の高いものもあり、当然パスワード処理された添付書類として受信するのではあるけれど、ほかにメール保存の手段があるのに安易にgmailで受信して、情報流出源になるのは絶対に避けたい。そもそもgmailに変更するならば、関係各所にメールアドレス変更通知が必要だ。年賀状で周知するタイミングを失してしまったし、今焦ることもないかな、少し考えようと思う。

いずれにしても、ドコモショップではかなり親切に対応してもらえた。で、端末をどうするか？という話になる。

あたしとしては、自分の端末が物理的にどこか壊れてる可能性が完全否定できないのに、初期化して使ってみるというリスクは冒せない。修理して戻ってきたものを使うのならやぶさかではないが、そうすると今日手にする代替端末をカスタマイズして使い、来年自分の端末が修理から戻ってきたら再度カスタマイズするという二度手間。それはとてもじゃないけど、時間がもったいなすぎる。メールを失ったことだけでもずいぶんなロスタイムだった。しかもこれらはすべて、そもそも必要ないはずの手間だもの。「それでは、購入12か月以内は無償交換可能な時期内なので、そうされますか？」とオファーされた。

「ではそのように」とお願いして、同じ機種の新しいものと交換してもらった。

さっきまであたしの端末として活躍してくれていたケ～タイは、回収してメーカーに戻して原因を探すそうだ。「もう新しい端末に移し忘れた情報はありませんか？」と何度も確認を促され、「大丈夫です」と返事。ショップの方に「じゃぁ初期化しますね」って買った時の状態に戻されたあたしのケ～タイ、あたしが使ってた記憶（記録）は完全に消されてメーカー送り準備完了。一件落着ですっきりなはずなんだけど、ちょっと寂しい。あたしはなんだかケ～タイを献体に出す気持ちになっちゃった。何が悪かったのか全く想像もつかないけど、きっと技術立国日本のエンジニアさんたちが原因の特定に成功してくれることだろう。そして次のバージョンアップの時には、この種の問題が起こらないようなパッチを充ててほしいと思う。

写真はベランダ冷蔵庫（本日の生協配達前からすでにこの状態）。本日今年最後の生協の配達があり、次回は7日。約10日間分の食材が届いて、冷蔵庫も冷凍庫もパンパン。しかもジャガイモをひと箱頂いたり、あたしの注文間違いがあったりで、たぶん7日の配達分は野菜はジュースにする小松菜とキュウリ程度で賄えると思う（苦笑）。来年の連休前にはベランダ冷蔵庫が不要になるよう願っておるkebaです。