kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

奈良de週末 二日目午後

2022年04月01日 | 旅行記&その他

近鉄奈良駅まで戻って、駅前にある大和肉を味わうと銘打ったお店に入った。落ち着いた雰囲気、でもお手頃価格。地元のクラフトビール醸造所、大和ブリュワリーのビールを置いていたのはナイスなサプライズ。入居している建物の下で醸造しているのだそうだ。主人は大和牛すき焼きランチを、あたしは飛鳥鍋ランチ(鶏肉)を頼んだ。

 

お腹がいっぱいになったので、出発まで随分時間があることだし、二月堂に行こうと歩き出した。途中「食後にすぐ歩き始めて、ちょっと疲れたね」と、奈良公園内の奈良博の横で休憩。あたしは鹿さんたちが集まって座っている「鹿だまり」が見えたので、主人に荷物を見ておいてもらってスマホだけを持って撮影へ。

 

奈良名物(?)鹿だまりの小規模バージョン

 

主人が座ってるところに戻ろうとして、奈良博西新館の先に「八窓庵では?」と思える建物を発見。外からギリギリまで近づいてみたら、まさにそうだった。で「あれを中からみたい!」と二日連続で奈良博建物内へ。この日は、東博で見た国宝聖林寺十一面観音展の最終日だったようだけど、新館から「常設展だけ拝見したい」と、またもや無料で入れてもらった。

 

池の向こうに修復なった八窓庵

 

東博に移設された六窓庵と並び称された、大和三茶席の一つ。もう一つは焼失したので、この春現存する二つを拝見できたことになる。なんとラッキーなことか。お庭の修復第二段階が終わったら、東博のお庭の茶室のようにもっと近くから見られる、あるいは利用可能になるのだろう。

 

庭園散歩 - kebaneco日記

昨日は東博の庭園散歩。東洋館地下のシアターで27日まで「国宝松林図屏風乱世を生きた絵師・等伯」をやっているのでそれを見に。シアターは鳥獣戯画を見に来て以来。もとは...

goo blog

 

 

アップして撮影してみた

 

奈良公園でちょいと休憩のつもりが、八窓庵まで見学できてラッキーと、気を良くして東大寺二月堂を目指す。ガイドブックによると、高台にある二月堂は夕日スポットらしいのだが、それにはかなり早い。ま、仕方ないね。お水取りが終わった直後のありがたい感じが残ってたらいいねぇ、と向かう。結構な坂道、そして最後の最後に結構な階段(苦笑)。

 

右から上がって左から戻ってくるって感じ

 

瓦の向こうの大仏殿の、そのさらに向こうに広がる奈良の町

 

桜の木がどこにあるかすぐわかっちゃうね〜

 

ベンチで暫し休む。英語やロシア語やスペイン語が入り乱れて聞こえてくる。まだビジネス以外は入国制限が緩和されてないだろから、日本在住の外国人なんだろうか?日本人の若者も含めて、コロナ禍でどこにも行けないストレスから解放されたような様子。でも、そろりそろりと、警戒を解こうね〜。

 

満足じゃ〜、とこの階段を下って

 

鐘楼にぶら下がる大きな鐘を見て

 

猫段を降りた

 

ここで転ぶと、猫のようになると伝えられているらしい。既に猫のようなもんなあたしたちは、転んだらどうなるのか?謎ではあるが、危ないので実験するのは遠慮した。そして、秋に来たときに大仏殿から正倉院に向かう時に通った道を逆行して、中門へ。ここではチェックしなきゃいけないものがあったんだ。

 

ならまち格子の家のお姉さんから「毘沙門天さんの下には天女や邪気がいるんですよ」と伺った。それを是非見たいと思った。人の言うことはあんまり聞かないkebaだけど、たま〜に素直に聞いたりすることもある。今回はそのパターン。

 

中門、向かって右側におられる毘沙門天さんの

 

下を覗いて、柵の向こうにスマホを通して撮影

 

主人は、向こう側にスマホをおっことすんじゃないかとハラハラ。ま、あたしならやりかねないのではあるが。無事、反り返って上を見る邪鬼2匹(単位不明)と、なぜこのアタクシがこのものたちと一緒にここにいなければならないのか、と不本意すぎて無表情になってしまわれた天女さまが、仲良くもなく台座となっておられる様子を撮影できた。

 

そして帰宅してよぉ〜く見て気づいた。毘沙門天さんは天女さまの両手の上に乗っておられる。これは毘沙門天さんが仏さまの掌で弄ばれている如く、天女さままに弄ばれていると見るべきか?それとも天女さまが怪力の持ち主であると解するべきか(笑)?

 

向かって左側の持国天さんは彩色がかなり残っていて

 

左右の足でそれぞれ邪鬼を踏んづけてたが、天女さんはいない(ように見えた)

 

中門の向こうはもう大仏殿。それゆえ前回来た時には、まず通過した南大門の力強い金剛力士立像を見た直後で、次は大仏様だ〜モードだったのでここはほぼスルーしてしまった。記憶には全く残っていない。今回のならまち格子の家に先に行ったことで、目にすることができた像だってこと。いい出会い、あるよね〜

 

最後に「桜がよく咲いてるね」と大仏殿を撮影し

 

東大寺から小さいバスに乗ってJR奈良駅まで。前回来た時どこから乗っていいかいまいちよくわからなかったバス停。ターミナルっぽいところでおじさまに声をかけたら、ものすごく親切に教えていただいて恐縮した。ホテルに戻り荷物をピックアップして、奈良駅からJRで京都に向かった。京都駅では途中下車してイタリアンでご飯を食べ、お土産を購入して新幹線に乗り込んだ。

 

あ〜、今回もいい旅でした。旅行記も無事書き上げたことだし、次は飛鳥に行きたいなぁ〜、へへへ。ちなみにこの日は2万歩越え。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古の都 (よう)
2022-04-01 07:10:46
京都より さらに昔に栄えた大和の国が いまだに よく保存されていますよね。
次は飛鳥!ぜひぜひ!
返信する
いいねぇ ()
2022-04-01 08:09:25
よくぞここまで調べ上げての旅日記
奈良近くのわたしなど、数えきれないほど
奈良徘徊しておりますが、ここまで文面にしろと言われてもとっても無理だわ・・
改めて古の奈良盆地を見直しました。
後半がを楽しみに致しております。
返信する
ようさま (keba)
2022-04-01 12:39:49
ようさま地方ににた面影、見つけていただけましたか?
飛鳥地方は奈良よりももっと前に宮古が置かれた場所なので
また違う表情がみられるんじゃないかなぁと思ってます。
虎視眈々です
返信する
鮎さま (keba)
2022-04-01 12:41:44
多分近くに住んでいたらここまで頑張らないと思います。
実際、都内の散歩ではこんなに調べないし。
奈良は人々が優しくておっとりしていて
遺跡や景色以外の最大の魅力だと思います。

次はいつになるかわかりませんが、
いい季節にぜひ、とあたしも楽しみにしてます
返信する
奈良の春 (しまそだち)
2022-04-01 16:14:40
今年も お水取りのお松明は 公開では ありませんでした、コロナの所為で。
東大寺では 桜とのコラボも堪能なさったんですね

良く調べて、まるで ツアコンの案内って 思うほど 充実してましたね

人なれしている鹿は 煎餅を強請って 角で お尻をツンツンするのが 居ます

それから 長い間見たことは 無いのですが、奈良の大文字もあるんです
(京都の大文字の前日だったかな?)
たった一つ大の字が 浮かびあがって、なかなか風情あるものです
返信する
Unknown (keba)
2022-04-02 01:56:08
しまそだちさま

そうなんですよね
あたしの先輩に毎年お水取りの季節に奈良に通って四半世紀以上
っていう人がいるのですが、彼女はものすごく残念がっていました。

大仏殿前の桜はいい感じで咲いてました。
今年は早いんですかね?

鹿さんたちは、あたしたちを見て寄ってくるのですが
鹿せんべいに代わりにスマホを持っていると見るや踵返し(笑)
あっさりしてること。むしろ図々しい鹿さんに会いたかったかも〜

奈良の送り火は終戦記念日に行われているんですってね
ただコロナや台風などで中止になるなどしてるようです。
風情あるでしょうね〜、見たいなぁ
返信する

コメントを投稿