トランプ爺に「大統領選に介入しようとしたら一生ムショ暮らしにしてやる」と脅されたマーク・ザッカーバーグ氏、関係修復のために100万ドル寄付したり、ブッシュJr時代の大統領次席補佐官でトランプ爺寄りとされるジョエル・カプラン氏を国際問題担当責任者に据えるなど色々とやってきたけど、とうとうメタ(Facebook、InstagramおよびThreads)のプラットフォーム上でのファクトチェック機能を止めると発表した。
コンテンツ・モデレーション(日本語では投稿監視とも言われる;投稿内容の事実チェックを第三者の専門家やプログラムが行い、不適切なコンテンツを削除したり非表示にしてプラットフォームの節度を保つこと)について、トランプ爺やイーロン・マスクらは「右派の発言が不釣り合いに抑えられており、表現の自由に反する」という主張を繰り返してきた。彼らは「コミュニティノート」という、第三者の専門家ではなく無給のユーザーが内容を監視する方式を主張していて、メタは今後こちらの方式に移行する(よって、キャッチできる悪いものが少なくなるかも、とザッカーバーグ氏が言及)。つまりは爺とマスクに屈した形。
表現の自由とは、嘘を流布して人を誘導することを認めることでも、人を傷つけたり虐めたりすることを不問に付すことでもない。
トランプ爺は、ご執心のグリーンランド(デンマーク領)やパナマ運河の管理権(カーター元大統領がパナマに返還するまでアメリカが持っていた)の獲得に軍事力行使の可能性を排除しないと公言し、カナダには51番目の州になれば関税はなくなると繰り返しほざいている。イーロン・マスクも負けていなくて、ドイツの極右野党(ドイツのための選択肢AfD;公安当局の監視下にある)にしかドイツを救えない、2月の総選挙でのAfDへの投票を、ショルツ首相は辞任すべきなどと投稿(ドイツのショルツ首相は、ドイツのことを決めるのは国民であってソーシャルメディアのオーナーではないと反論する事態に)。
12月に中道左派連立政権が崩壊しているので2月に総選挙がある。トランプ爺はSNSが選挙に及ぼす影響をわかっていて、自身の選挙期間中にはザッカーバーグに不当に釘を刺しておきながら、政府効率化省のトップになるとされるマスクが内政干渉を繰り返すのを放任。これも「表現の自由」だというのだろうか。決してそんなことが許されてはならないと思う。
人類がさまざまな犠牲を払いながら作り上げてきた価値体系や社会制度を、人間的に問題のある人たちが政権中枢で権力を握ると一体何が起こりうるのか?予告編だけで十分背筋に冷たいものを感じる。
写真はTIME誌から
なんだかね
なんとかに刃物ってこういうこよなのかなと感じる今日この頃です。
脱・脱炭素を表明する金融機関も出てくる始末。
一方で1週間で終わらせると豪語していたウクライナ戦争を、
6ヶ月以内にと後退しても誰も非難せず。
震えが止まらず、涙も枯れそうです。。。
twitter の残状を見るに、涙が絶えませぬ...
トランプの破壊力はシンゾーの比ではありません。
武力行使を簡単に口にするアメリカの大統領、
たとえそれが交渉術としての口先だけのものだったとしても
真に受けるアホなフォロワーがわんさかいるSNSの世界では
どういう偶発的な事象が起こっても不思議ではありません。
そしてその発端を作ったトラ爺は、自分が手を下していないと逃げ切るに違いない。
人類の今までの歴史はいったい何だったんでしょうか。
インターネットのもつ絶大な影響拡散能力に、良識や倫理観が吹っ飛んでしまったようです。
仰る通り。いよいよ世界は20日から危険な状態に入ります。第2期トランプ政権はやりたい放題でしょうね。世界大戦の足音が聞こえます😠😡