怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

2008 青梅高水山トレイルラン レース編

2008-04-10 07:38:02 | Un dou kai

スタートしての登り。一気の登り。しばらくは砂利道も混ざっていましたが、、、ランナーが走ったところということで砂埃が舞いまくりの、とにかく空気が砂っぽい。こういうのでサングラスしといてよかったなと実感。傾斜が大きくなったり、小さくなったりしますがとにかく登り基調。行って帰ってのコースなんで、帰り最後このあたりが楽だからと自分に言い聞かせて走りますが、心拍計は140、150、160と少しずつ上がっていき、うっすらと汗もかいてきます。

時折左側に見える青梅市外の景色が、クリアで美しいというか見えるたびにより高いところからの視界になっているので、とにかく登ってるんだなと実感。より高いところに登ると、桜がそう咲ききってない感も、、、それは気のせいかな。途中で、富士山が見えるとかいう場所もありましたが、快晴ながらそこまでは見えなかったのは残念。


しかし、


9分経過したところでらいち氏にオーバーテイクされちまいます。宮沢湖ではスタートして1分ほどの上りになった瞬間にぶち抜かれたんで、まあここまでは耐えたと言っていいのかも。この後どこかで追いついて、、、って思った瞬間、壁のような登り。太腿を両手で押さえてヘロヘロ歩いていると、氏は視界の彼方。


ざんねん。


坂のかけあがりと同じくして、一度息が上がってかなり苦しくなり、耳元で悪魔がもう帰ろうぜとささやいてくるような、そういう気分に。実際にあきらめて帰るなんてことはないんですが、あまりギアを上げてアクセルをふかしまくるような走りではなく、登りはほどほどにして登り終わった傾斜変換のとこで、気持ちを入れ直すような、そういう走りをと心に刻み直してまた登り下りの繰り返しへ。

しかし暑い。真冬と同じ長袖バイクシャツはミスチョイスなのか。大粒の汗がタラリと頬を伝うごとに後悔の繰り返し、ではありますが、森の中は意外に涼しくやっぱ難しいチョイスなのかな。

いくつかの登り下りの末、何か運営の人がいる尾根分岐を右手に曲がると、、、下り渋滞。駆けおりられない下り傾斜か。かるい渋滞の中、他のランナーとも一言二言会話するゆとりなんてでてしまいます。これだけ下ってもまたどうせ登りかえらないといけないですよね、とかそういう感じで。でもまずないなぁ、となりのランナーと会話なんて。鬼下りが終わると、ひたすら長くなだらかなこれまた下りで、舗装路。この日初めてのアスファルトを駆け降りていきますが、ここでも併走するランナーとまたどうせ登りがなんてそんな会話を。開放的な気分になるのかなやっぱ。

坂を下りきったとこが給水所。ボトル一本腰に備えて走ってましたが、中のグリコCCDがジャスト半分。水を足して出発というとこで、あと7.5kmだぞ!と言われて時計が45分。半分でこれなんで、そのまま行ったら90分。まあそのままいくことはないにしても、トータル90分、いや95分とかはまあありえなくもないのかなとぬか喜び。


ラップタイム 45'07 HR/AVR162 (実際は7km)


が、ここからがたまらん。これからは畑の傍の道を走るわけですが、その畑はみかん畑。。。みかん狩りなんかやった方はご存知のあれ。太ももを両手で抑えてヒーコラの登り。一気に下らせたと思いきやこの登り。まさにジェットコースター。まあ宙返りないからいいけどさ、しかし、なんつーコース設定じゃぁぁぁといいたくなるとこですが、よくよく考えたら森林に囲まれたとこばっかだけでなく、オープンで見晴らしグーで気分はハイキングーなランニングーができるのはグーグググーグーなところでございますね。

この畑の登りの途中中腹で、農家の方が栽培しているみかんを差し入れエイドが。ありがたく二粒ほど口内に放り込みますが、、、ひたすら酸っぱく種だらけ。こんなサワフルなみかんはいつ以来かかというくらいなわけで。まあ、摘んだみかんってこんなだったよな、、、と感傷に浸る余裕はあまりありませんがね。もちろん、ランニングのさなかにはこのクエン酸は最高の補給なわけで、いつもよりも気持ちを込めてごちそうさまと言い残してレース復帰へ。畑の坂から林にまた戻ったところで、


大行列


なんかロープなんか張られてますが、まあ行列というか社会党の牛歩戦術かってくらい進まない。つっ立ってるだけなんで、当然心拍数なんてだだ下がり。7、8分くらいたったとこかな。いや、待つ時間なんて長く感じて仕方ないとこだけど、理由が判明。


まあきつく道が細い尾根道があって皆さんロープ辿りつつの登り。傍目にはクライムかって傾斜だけにしょうがないか。


このへんで、「興ざめだよ」なんて列の後ろから吐き捨てるように聞こえてきたんですが、、、仕方ないじゃん。オリエンならこういうところロープなしで登らさせされるぞ。走っていると顔に蜘蛛の巣かかってきちまうぞ。まあいいや。しかし、体が冷えてくるぞこれ。実際風邪気味だったということでの長袖バイクジャージでしたが、ここでは功を奏した格好。

なんとか登りきったところが、35kmコースと15kmコースの分岐。ここで左折してそのうちお帰りができる15kmと違って、35kmの方々はここからがさらに20kmトレイル走るのか。。。もう十分にしんどいぞ。あれさっきいた人、、、そういうことか。分岐で声かけ人員の運営の皆さんでしたか。にゃるほど。

ここからは基本下り基調、ではありますが、7分も8分も並んだんでもう90分とか言うタイムは夢のまた夢、という事態となってしまいました。しかしながら、ここいらで、すこし気づいたことが。


意外にダウンヒルは走れるな。


そりゃそうだ。うだつは上がりようがないにせよ、元オリエンティア。今日みたいな道もない土の上を滑走してたんだよ。足を地面と垂直に置いての走りってああやって下り走るのかみたいな。

もう周囲はまばらになって、下りで抜いてなだらかな登りで抜かされて、な感じ。時折なんか公園まで残り5kmとか4kmとかいう標識もあり、もうゴールもさほど遠くないところで徐々にソフトランディングができてきそうな見通し。ダウンヒルがとか言っても、この辺になってくると太腿や足首で体重を支えるのが少し苦しくなった感触ありあり。次回やるときは、ちゃんと足首テーピング必須だなとか思いながらもあと残り少なくなっての消化試合にはしないよう走っていきます。

右手下に青梅の町が徐々に見えてきて、、、もうすこし、もう少しというところでいささか歩いてしまいますがそれもご愛嬌。ゴールが見えてくると自然と顔も笑顔になってきます。

そして、ゴール!久々の青梅を堪能してよかった!というレースに満足してとりえずそそくさと引き上げます。


トレイルラン15km 1:44'56 HR/AVR163 1374kcal

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