日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。
野のアザミ
佐土原の五月人形展
ギャラリー野の苑南側の曽我公園にはぐるりと桜があるが、宮崎では、桜の花が遅れに遅れている。昨日(4月2日)になって、やっと宮崎地方気象台が開花宣言を出した。平年より9年遅れ、1988年、93年と並び最も遅いという。昨日は、その咲かない桜の下で地区の花見会が行われていたが、強風も相まり寒い宴だったようだ。しかし、季節はもう春。もうすぐ青空に鯉のぼりが映えるはずだ。
この時期、野の苑では毎年「五月人形展」を催す。佐土原人形や木目込み人形を中心に、鯉の図柄の手ぬぐいなど男の子の節句にふさわしいものを展示販売する。
今年の展示会の中心には「鯉抱き」を据えた。黒い鯉もあるが、今年は緋鯉だ。高さが約50cmほどあり、佐土原人形では最大級である。これほどの大きさになると作るのにも大変だ。工房でちょうど制作過程に出会ったことがある。石膏型に溶かした粘土を入れ終わり、型をひっくり返されるところだった。一人でひっくり返すにはとても重そうだったので、私も手伝った。人形と言えど、力仕事なのだ。佐土原人形と一般的には言うが、正確には佐土原土人形。素焼きしたものに絵付けしたものだ。何の仕事でも苦労はつきものだ。
それはそれとして、展示する木目込み人形などの写真も幾つか掲載しておきたい。
ギャラリー野の苑
佐土原の五月人形展
2017年4月6日(木)〜30日(日)火・水定休
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