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ジョロウグモ


秋が深まるこの頃になると、ギャラリーの庭にジョロウグモがたくさん目につくようになった。気がつかず、巣に顔を引っかけたりするから困ってしまう。見かけもどこか毒々しいため好きになれないクモだが、気を取り直して少し観察してみた。
クモだから足は八本だが、個体によっては足が欠けているのも結構目につく。お腹を日が照る方向に向けているものが多いが、頭は全てのクモが地上の方に向けて巣の中央に陣取っていた。観察を続けていると、ふと、小さなクモに気がついた。巣の中心の大きなクモばかりに気を取られていたが、どの巣にも寄り添うように1匹の小さなクモがいるのだ。時にはひとつ網に2、3匹の小さなクモがいたりする。ひょっとすると・・・・。
調べてみると、やっぱりこれはオスだった。いつも見ていたのはメスのジョロウグモなのだ。でも余りに大きさが違うではないか。写真で見比べてもらいたい。オスはメスの網に居候し、交接の機会を待つのだそうだ。メスの攻撃性が弱い最終脱皮の間や食事時を見計らっての交接なのだそうだ。間違えばメスに食べられてしまうこともあるとか・・・・。オオコワ!。オス同士の闘争もあるようで、足を奪われたりするようだ。
ジョロウグモに生まれなくてよかった!




大きなメスと小さなオス


オスのジョロウグモ


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