
アミューとはご主人様と奥様がご近所で一番仲良くしているKさん宅の犬の名前だ。
犬種はミニチュアダックスフント。
いつもKさんと孫のAちゃんと一緒に散歩している。
アミューはご多分に漏れず足が短い。
そのため雪の上を歩くと、アミューだとすぐわかる。
なんせ足跡と一緒にお腹を擦った跡が残っているからだ。
今日も家の前にアミューの足跡があったので、ご主人様と奥様が出て行くと、吠えながら近寄ってきた。
このアミュー、ご先祖様は猟犬で頭が良い筈なのに、どうも物覚えがあまりよくないようだ。
ご主人様と奥様とはいつも会っているはずなのに、最初は必ず吠えまくる。
そのうち思い出すのか、抱っこするとベロベロと顔を舐めまくっている。
ご主人様と奥様はアミューを可愛がっているが、僕は苦手だ。
こいつが来ると、いつも玄関の片隅に座って覗いているだけだ。
でも、なぜかアミューは僕の存在に気がつかない。
僕の匂いすら感じないのか?
少なくとも先祖は猟犬だろ。
だったら少しは感じろよ!
と言っても無理か・・・
そんなアミューでも今年はお前の年だ。
今年一年間、動物達の大将だ。
僕はちょっぴり羨ましくなった。
なぜって?
僕には大将になれる年がないからな~・・・。