藻岩山の砲台跡まで登ってきた。
自宅からのんびりと歩いて登山道まで行く。
普段なら、ちょっとした近距離でも車で行くのだが、同じ道を歩いていると、車を運転していては見えないようなものが良く目に映る。
風変わりな喫茶店やレストラン、画家のギャラリー・・・等々。
「たまには歩くのも良いなあ」と思いながら登山道の入口に着いた。
そこで真っ先に目についたのは、『熊出没注意!!』という看板だった。
この手の看板は、北海道ではごくありふれたもの。別に珍しいものではない。
だが、藻岩山でこの看板を目にしたのは初めてだ。
藻岩山と言っても、一応札幌市の中央区だからね。
ところが、もっと驚いたのは、その横にあった『マムシが大量発生しているので、迂回して登頂願います』という警告板だった。
こんなものは子供の頃から、一度も目にした事はない。
確かに藻岩山にはマムシがいるという話は昔から聞いていた。
だが、実際には見た事がなかった。
そのマムシが大量発生しているという。
やっぱり何かがおかしいのかね。
そんなことを考えながら登山道を登っていった。
藻岩山には登山道の脇に、頂上まで順番にお地蔵様がいる。
まずは最初のお地蔵様に挨拶する。
綺麗な赤いべべを着ている。
ところが良く見ると、このお地蔵様は『二番』と書いてある。
『一番』は何処だ? と周りを見渡したが見つからない。
ま、帰りにもう一度探そうと思い、そのまま登っていった。
しばらく行くと、数年前の風台風で倒された木が、そのままになっている。
登山道の脇にも大木が倒れたままだ。
ここは天然記念物の原始林なので、人の手は一切出せないようだ。
長い年月を掛け、倒木更新を待つしかないという。
ただ、倒された木ばかりではない。
立派なハルニレの大木が聳え立っていた。
そんな原始林を見ながら登っていった時だった。
足元でなにやらガサゴソと音がする。
立ち止まり、ふと足元を見た。
正直ビックリしたね。
登山道の入口にあった看板が頭の中を過ぎった。
なんと草の下からヘビが出てきた。
一瞬、「マムシか?」と思ったが、こいつはおそらく“アオダイショウ”だろう。
子供の頃なら、首根っこを捕まえて遊んでいたが、あの看板を見てからは、とてもじゃないが捕まえる気にはなれなかったね。
そのままヘビにバイバイして、さらに登って行った。
息も切れ掛かった頃だった。
やっと砲台跡に着いた。
大砲が乗っていたであろうと思われる、頑丈なコンクリートの台座もある。
だが、本当の話では、ここに大砲があった訳ではないようだ。
このコンクリートの台座は戦後の進駐軍が設置したケーブルカーの跡のようだ。
ま、そんなことはどうでもいいことで、腹が減ったので、休憩しながらおにぎりを食べた。
のんびりとしていると、野鳥の声が聞こえる。
本当に良い場所だ。
一息ついたところで帰り道についた。
のんびりと下っていると、目の前を“エゾリス”が走り抜ける。
名前の知らない昆虫がオッチラオッチラと登山道を横切る。
本当に藻岩山は飽きない。
麓に着いてから、あのお地蔵様の『一番』を探した。
だが、何処にもいない。
「ひょっとして観音寺の中か?」と思い、境内に入ってみたが、そこにもいない。
しょうがないので、帰ろうとしたら、いた。
観音寺の向かいに、ひっそりとたたずんでいた。
ところで、なぜ、今日、砲台跡まで登ったかって?
それは、現場確認もあったのだが、詳細は今のところはまだ秘密だ。
「フフフッ・・・ フフフフフッ・・・」
自宅からのんびりと歩いて登山道まで行く。
普段なら、ちょっとした近距離でも車で行くのだが、同じ道を歩いていると、車を運転していては見えないようなものが良く目に映る。
風変わりな喫茶店やレストラン、画家のギャラリー・・・等々。
「たまには歩くのも良いなあ」と思いながら登山道の入口に着いた。
そこで真っ先に目についたのは、『熊出没注意!!』という看板だった。
この手の看板は、北海道ではごくありふれたもの。別に珍しいものではない。
だが、藻岩山でこの看板を目にしたのは初めてだ。
藻岩山と言っても、一応札幌市の中央区だからね。
ところが、もっと驚いたのは、その横にあった『マムシが大量発生しているので、迂回して登頂願います』という警告板だった。
こんなものは子供の頃から、一度も目にした事はない。
確かに藻岩山にはマムシがいるという話は昔から聞いていた。
だが、実際には見た事がなかった。
そのマムシが大量発生しているという。
やっぱり何かがおかしいのかね。
そんなことを考えながら登山道を登っていった。
藻岩山には登山道の脇に、頂上まで順番にお地蔵様がいる。
まずは最初のお地蔵様に挨拶する。
綺麗な赤いべべを着ている。
ところが良く見ると、このお地蔵様は『二番』と書いてある。
『一番』は何処だ? と周りを見渡したが見つからない。
ま、帰りにもう一度探そうと思い、そのまま登っていった。
しばらく行くと、数年前の風台風で倒された木が、そのままになっている。
登山道の脇にも大木が倒れたままだ。
ここは天然記念物の原始林なので、人の手は一切出せないようだ。
長い年月を掛け、倒木更新を待つしかないという。
ただ、倒された木ばかりではない。
立派なハルニレの大木が聳え立っていた。
そんな原始林を見ながら登っていった時だった。
足元でなにやらガサゴソと音がする。
立ち止まり、ふと足元を見た。
正直ビックリしたね。
登山道の入口にあった看板が頭の中を過ぎった。
なんと草の下からヘビが出てきた。
一瞬、「マムシか?」と思ったが、こいつはおそらく“アオダイショウ”だろう。
子供の頃なら、首根っこを捕まえて遊んでいたが、あの看板を見てからは、とてもじゃないが捕まえる気にはなれなかったね。
そのままヘビにバイバイして、さらに登って行った。
息も切れ掛かった頃だった。
やっと砲台跡に着いた。
大砲が乗っていたであろうと思われる、頑丈なコンクリートの台座もある。
だが、本当の話では、ここに大砲があった訳ではないようだ。
このコンクリートの台座は戦後の進駐軍が設置したケーブルカーの跡のようだ。
ま、そんなことはどうでもいいことで、腹が減ったので、休憩しながらおにぎりを食べた。
のんびりとしていると、野鳥の声が聞こえる。
本当に良い場所だ。
一息ついたところで帰り道についた。
のんびりと下っていると、目の前を“エゾリス”が走り抜ける。
名前の知らない昆虫がオッチラオッチラと登山道を横切る。
本当に藻岩山は飽きない。
麓に着いてから、あのお地蔵様の『一番』を探した。
だが、何処にもいない。
「ひょっとして観音寺の中か?」と思い、境内に入ってみたが、そこにもいない。
しょうがないので、帰ろうとしたら、いた。
観音寺の向かいに、ひっそりとたたずんでいた。
ところで、なぜ、今日、砲台跡まで登ったかって?
それは、現場確認もあったのだが、詳細は今のところはまだ秘密だ。
「フフフッ・・・ フフフフフッ・・・」