
good book 童話集
『ピアノの森で』 作 かがいみえこ
『花園屋敷の魔法使い』 作 まついみさき
が発売されています。
『ピアノの森で』
主人公のひとみが可愛がっていたうさぎのルフルンが、ある日の朝、庭のウサギ小屋から居なくなってしまった。
どこを探しても見当たらない。
悲しみながらも学校に行くと、帰りに風邪で休んでいる苦手なかっちゃんにプリントを届けることになってしまった。
そして帰り道。薄暗い街の裏通りを通ると、見慣れないお店があった。
「ピアノの森」という中古ピアノ屋さん。
ひとみは店主のおばあさんに誘われるまま、そのお店に入ると・・・
さて、ルフルンはどこへ行ってしまったのか。
そして「ピアノの森」というお店ではいったい何が起こるのか。
この作品ではピアノが単なる音を奏でる楽器ではなく、鏡としても使われています。
そして不思議な森も・・・
『花園屋敷の魔法使い』
主人公のチトは天国に召された黒い愛猫のミミに会いたくてタカサ山の天文台に向かっていた。
バスを降り、一人で薄暗くなった山道を歩いていると、突然目の前を黒猫が横切った。
その黒猫はチトを誘うように山道を走っていく。
そして気が付くと目の前に大きな洋風のお屋敷がそびえ立っていた。
この作品を読んでいると、なぜか『魔女の宅急便』を彷彿とさせます。
年老いた魔法使いと普通の少女。立場は違いますが通じるものを感じました。
両作品とも童話とはいえかなりのボリュームです。
そして読後の充実感。
大人が読んでも十二分に楽しめます。
お買い求めは下記 good book 出版へ。
http://goodbook.jp/