ウォーキング日記

72歳で仕事を辞めて趣味の山歩きやウォーキング主体の暮らしに変えたのでタイトルを「バラ園日記」から変更しました。

仕事場の今日この頃

2017-11-18 04:28:30 | バラ園のこと
「バラ園日記」なんて名前を付けているのにもう2週間以上も仕事場の話題に触れていなかったので今日は久しぶりで仕事場の近況報告です。

前回のこのブログで外気温が低くなって来たので暖房が稼働し始めたことを書きましたが・・・そのせいで夜間の仕事場内はある程度の温度が保たれている。

それでも春~秋に比べたらずいぶん低めとなるので切れる花の数はかなり少ない。

その代わり・・・と言ってはあれなんですが、長さが長くなって来るのはもうずいぶん前のこのブログでも紹介済み。

茎の長さが長くなればそれに伴って一本当たりの値段が上がるので経営者にとっては良いことなんですが作業をする者にとっては面倒なことが・・・。

お世話になっているバラ園には300坪の温室が3棟ありまして作付け面積は合計900坪で栽培している品種が全部で8種類。

茎の長さはまちまちでこんなに短いものから


やや長いものがあって


もっと長いものと


更にそれよりも長いものがある。


切り花を収穫する時には何を根拠にして切る花と切らずに残す花を決めるのかと言いますと・・・茎の長さや太さではなくつぼみの成長の具合を見て決める。

切ってからお客様の手元に届くまでには3日か4日の時間が経つのでそれを計算してつぼみが開いてしまう前に切りますが茎の長いものだとこんな高い所につぼみがあるため・・・下から見ただけでは成長の具合がわからない。


なので・・・いちいち枝を曲げてやってつぼみの状態を確認しながら切る花と切らない花を区別して作業を進めます。

同じ「長いもの」でも品種によってつぼみの成長の具合がわかりやすい種類とわかりにくい種類があって

例えばこの種類だと杯のように開いて来るので下から見ても切りごろが分かる。


そうじゃないのはこちらのピンクで・・・これなんかは確実に切りごろと言うのが分かるけど


こんなのは紛らわしくて


上から確認してから切るかどうかの判断をします。

で、ちゃんと確認を行ってから切るので早すぎることもなく切りごろの花だけを切る事が出来る。


同じ種類の花で園長が切ったものと比較しても切り前はほぼ同じでダメ出しをされることはほとんどありません。

ただ、いちいち上から覗くのに手間と時間がかかる。

園長ぐらいのプロ中のプロになれば下から見ただけで切りごろが分かるそうですが・・・まだ3年ちょっとの駆け出しとあってはまだまだ無理と言うものぢゃまいか。

いつかそんな日が来るようにと日々精進のバラ園暮らしでありますよ。

ここ数日で一件もコメントが入らないのでおかしいなと思って確認してみたらうっかりコメント欄を閉じてしまってありました。

元に戻しておきましたのでよろしくお願いいたします。

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