昨日はバラ園の仕事が休みだったので久しぶりで富士山に遊びに行って来ました。
いつもだと奥方を起こさないようにそぉ~っと起きてそのまま出かけて朝飯は途中のコンビニでというパターンになるのですが昨日は泊りがけで出かけていたので奥方は不在。
と、いうことで気を遣うことなく自分で朝飯を作って食べてから3時過ぎに家を出ました。
なんだ、これは・・・と思われるかも知れませんが冷麺の梨の代わりにモモを入れてみました。
早朝とあって道路の流れは順調で1時間で西臼塚の駐車場ですが辺りは真っ暗で富士山の山小屋と登山者のヘッデンの灯りが見える。
スタート地点近くの駐車スペースに着いた時にはまだ暗かったのでしばらく待って4時半に歩き始めるころには空が明るくなっていた。
それでも林の中はまだ暗くてスタート地点ではフラッシュを焚いての一枚をゲット。
ザックの中にはいつもヘッデンを入れてあるので取り出して使おうとしたらどこにも見当たらない・・・ぢゃまいか。
奥方がザックを洗う時に取り出して・・・そのまま戻すのを忘れたのかも知れませんね。
30分ほどはケータイ電話の懐中電灯を使って歩きましたが5時前にようやく辺りが見えるようになった。
歩き始めてから1合5勺まで30分以上は変化のない登山道をだらだら歩いて行きますがもうすぐ1時間になろうかという頃になってようやく雰囲気の良い所に差し掛かる。
登り傾斜がきつくなるけど雰囲気の良い自然林の中を歩くのでルンルン気分で登って行くと・・・途中にヒヨドリバナのちょっとしたお花畑があって
帰りはアサギマダラに出会うことが出来るかもしれないと期待が膨らむ。
歩き始めてからちょうど2時間で樹林帯を抜けるとようやく富士山が姿を現してくれて
後ろを振り返れば雲海に浮かぶ愛鷹山とその向こうには伊豆の山々。
30分近くかかってこのズルズル地獄を突破すると
富士宮口への分岐に出ますが
望遠で様子を見てみると登山道がずいぶん混んでいるようですな。
それならちょっと遠回りにはなるけれど・・・別なルートを使おうということで一旦宝永火口の下まで下り、馬の背に向かってズルズル地獄を登り返す。
ここからの火口上部は大迫力で
通称「ゴジラの背中」もはっきり見える。
馬の背を越えてスタートから3時間半でこの入り口に入りましたが
こちらのルートを選んだ理由のひとつにはプリンス時代に登られた皇太子様が天皇に即位した記念の年だからということもあった。
プリンスルートを登り始めてからすぐに後ろから「賢パパさん」と声をかけられて振り返ると・・・なんと常連さんの「コッシー」さんでした。
しばらくの間はコッシーさんの後ろに着いて登っていましたが・・・だんだん引き離されて行きます。
あれでもコッシーさんは気を遣ってかなりのスローペースで歩いてくれていたのだと思いますが・・・情けないことについて行けない。
スタートから4時間半近くかかってようやくここまでたどり着くことが出来たけど・・・頂上はまだはるかかなた。
ここでしばらく迷ったんですが自問自答を繰り返した結果、引き返すことを決めました。
今回のハイキングの目的のひとつに無事に3000mを越えられるかどうかというのがあった。
ここ1,2年のことなんですが・・・標高の高いところに行くと昔治療した歯に痛みが出ます。
以前は富士山以外ではそんなことはありませんでしたが、最近では時によっては1000mの竜爪山でも痛みが出ることがある。
今月末に本格的な山行の計画があってその時の最高点が3000mをちょっと切るぐらいなので3000mでどうなるかの確認をしておきたかった。
昨日は無事にここをクリアすることが出来たので目的のひとつは達成していたんです。
そこへ持って来て・・・わらじ館の前で出会ったこのカップルです。
こんなの見せられたらもう力が抜けてしまって・・・とてもこれ以上は登ることが出来ない。
と、いうことでここから引き返すことに決めて下り始めますが・・・明日さ続ぐ。