昨日は日曜日でバラ園の仕事は休みをもらっていました。
前日の飲み会でしこたま飲んで廃人になっていたので翌日まで残るかと思っていたら早く寝たお陰で寝覚めは快適でした。
ただ、せっかくの休みだというのに朝から(夜中から)の雨で山歩きには行けなかった。
1月の後半から先月の半ばぐらいまで68Kg台だった体重が今年の山歩きに復帰してから67Kg台に落ち着いて来たところなので・・・何とかして歩いておきたかったのですがね~。
好きな方は傘をさしたりカッパを着たりしても歩くのかも知れませんが・・賢パパ、そこまで物好きではありませんのでねぇ。
と、いうことで昨日はのんびり自宅休養を決め込んで朝からテレビの前に陣取って録りだめしておいたビデオを観たりパソコンで遊んだりして一日を過ごしました。
で、今日のタイトルですが・・・「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」の1960年代のヒット曲だった「ブルーシャトー」の歌詞の一節ですね。
この歌詞にもあるようにバラと言ったら香りのある植物の代表でその花から採取された天然香料は1Kg当たり百万円単位の高額で取引がされています。
そんなイメージがあるせいか・・・飲み会などで賢パパの仕事のことが話題になるとほとんどの女性が(男は99%スルーです。)「きれいな花に囲まれて」とか「良い香りがする温室の中」で仕事が出来てうらやましいとおっしゃいますよ。
まぁ、お花屋さんの店先に並ぶバラの花を見慣れている方だとそう考えてしまうのも無理はありませんが・・・そのどちらも当たってはいません。
切り花の流通は生産者→選花場→市場→(仲買→)小売店→お客様というルートをたどるので生産者が収穫をしてからお客様の手元に届くまでには最低でも3日はかかる。
そのため、収穫するバラは4日か5日後に見ごろになるようにつぼみが開く前のこんな状態。
これらのつぼみが何日か経つとそれぞれがこんな風に開花するわけで
つまり、収穫をする時の花はまだきれいに咲いてはいないんです。
もうひとつ・・・肝心の香りの方なんですが賢パパがお世話になっているバラ園で生産されている花の種類は3棟の温室を併せて900坪の面積の所で8種類あります。
そのうちで香りがある花は何種類あると思われますか?
全部に香りがあると思われている方も少なくはないと思いますが・・・残念ながら外れです。
では、せめて半分として4種類ではどうかしら・・・?
残念ながらこれも外れで・・・香りのある種類はこの「オールフォーラブ」という種類だけなんですよ。
しかも、この品種は賢パパが働き始めた5年前に比べて明らかに香りが弱くなっていて・・・5年前にはプンプン匂っていたのがいまでは花に鼻を近づけてもかすかに香りを感じる程度。
ここで賢パパ、ひとつ思い出したことがあった。
それは・・・昔、化粧品の会社に勤めていたころにバラの花から天然香料を採取しようと試みたことがあった。
その時に、バラの花を摘むわけですがその時間を問題にしたことがあった。
えぇ、文献などで調べた結果日の出の直後の花から良質の香料を得ることが出来るとわかったからです。
温室ではなく露地栽培だったので春から初夏にかけての時期だったと記憶していますが正社員からパートさんまで全員が早出出勤で圃場に集まって花を摘みました。
そのことを思い出したので・・・もしかしたら賢パパが毎日切っている花ももっと遅い時間になれば香りがして来るのかも知れないと思って調べてみました。
すると・・・こんな記事がありましたから時間的には問題がなさそうぢゃまいか。
他には何か参考になることがないかと色々調べてみたら
どうやら収穫する時のつぼみがまだ固すぎるので香りが出ていない可能性がありそう。
ただ、それで納得が行くかと言われればそうでもありませんよ。
バラ園では規格外で出荷することが出来なかったり出来ても値段が安い花を溜めておいて週に一度ぐらいの割合で従業員のお土産にします。
その花を部屋に飾っておくと・・・一週間もすると満開になるんですが
これらの花から香りが立つのを感じたことはないし・・・奥方に訊いても香ったことはないとおっしゃる。
これはあくまでも賢パパの推測の域を出ませんが・・・パーティなどのテーブルにバラの花が飾られる機会が多い。
そして、そのパーティは食事を伴うものがほとんどであります。
本格的な料理にはその味とともに香りを楽しむのが一般的。
そんな所に香りの高いバラの花を飾っていたのでは料理の香りよりもバラの香りの方が気になってしまう。
もしかしたらそんな理由で業界からは香りのないバラが好まれているのかも知れませんね。
正解をご存知の方がいらっしゃいましたらコメント欄への記入をお願いいたします。
天気予報によれば今日の賢パパ地方はずいぶん暖かくなるようですね。
昨日は一日中部屋から出ることが出来なかったので・・・今日はピクニックランチかな~?