昨日は金曜日でバラ園の仕事は通常勤務でした。
朝の散歩に出る時は富士山が見えていたので撮影ポイントの橋に向かって歩きますが・・・昨日の朝はずいぶん気温が低かった。
まぁ、それでも歩いているうちに温まって来るだろうと思って半袖一枚で出かけましたが
身体が温まるまでにはずいぶん時間がかかってしまった。
それでも撮影ポイントに着くころには寒さも気にならなくなって日本一を一枚パチリ。
この後歩くコースで少しだけ悩みましたが・・・前日気温が低いと感じた川の堤防を避けてそのまま舗装道を歩いて旧国道1号線に向かう。
途中にあるパチンコ屋はまだしばらくの間は臨時休業を続けるようですな。
早朝とあって車の通りが少ない国道を西に向かって歩いて行きますが
この場所には思い出があって
当時はその行動が注目を集めていたこんな方に遭遇していたのですが
早いものであれからもう1年と3ヶ月が過ぎていました。
そんなことを思い出しながらぐるりと一回りして部屋まで戻って来ましたよ。
で、帰宅後はいつものように朝飯食べてその後でバラ園の仕事ですが・・・今日の話題はそのお仕事のことです。
賢パパが今お世話になっているバラ園で働き始めたのが2014年の7月のことでした。
それからずっと中断することなく働き続けているので再来月にはこの仕事を始めてから丸6年ということになります。
仕事の内容としては「栽培管理」「収穫、出荷」の二つに大別されますが賢パパはその両方に関わっています。
この中で「収穫」の作業(早い話が「花切り」です)はある程度の熟練が必要であるため毎日の作業を園長と賢パパが二人で手分けして行っています。
おまけにこの作業は一年中毎日しなければいけないので年間を通して休みがありません。
園長一人でも出来ないことはありませんが・・・時間がかかりすぎてしまうためよほどのことがない限りは賢パパと二人で手分けして行う。
そんなことから他のパートさんが皆週休3日~4日で働いているのに賢パパだけは原則として週休1日。
花切りが出来るパートさんが入って来てくれさえすればもっとたくさん休みを取ることが出来るんですがね~。
まぁ、そんなことを言っても現実を受け入れるしかありませんのでここではその話題には触れないでおきます。
今日のタイトルのことなんですが・・・花切りの作業というのはある程度の熟練が必要で誰にでも出来るというものではありません。
その良い例が・・・ここ2年か3年かで花切り専門のパートさんを育成しようとして園長が3人か4人のパートさん候補を連れて来たけど早い人で1週間かせいぜい長続きしても1ヶ月は続かずに辞めて行った。
何が難しいかって・・・一番難しいのはその日に切る花の「切り前」を把握すること。
「切り前」というのは切る花の開花のステージのことなんですが収穫してからお客さんの手元に届くまでには数日かかるのでそれを見越して花を切ります。
何種類かある花の中でも一番難しいのがこのピンクの花で
温度によって開花のスピードが大きく異なるため気温が低くて開花のスピードが遅い冬の時期にはこんなステージで収穫するのに
仕事場の中が毎日「猛暑日」まであがる今の時期ではこんなにつぼみが固い状態で切ってしまう。
こんなに固い状態で切っているのに翌朝まで放置すると咲きすぎてしまうためその日の夕方にもう一度園長が切っているんですからそのスピードがわかるというもの。
ある程度開花が進んだ状態で収穫する冬場は問題ないのですがつぼみが固い状態で収穫するこれからの時期は切るのかもう一日待つのかの判断がとても難しいんです。
つぼみの開き加減を確認することが出来ればまだ良い方なのですがこの種類は「切り上げ法」という仕立て方をしているためつぼみの位置が地上からでは手が届かない高さになってしまう。
それでも何とか枝を曲げたりしてつぼみの状態を確認しながら切っていたわけですが
園長はそれをしないで下からつぼみを見ただけで切る花か切らずに残す花かの区別が出来る。
賢パパ、他のことでは一人前に仕事こなせるようになったかなと思うのですが・・・この件に関してだけは完全に「プロ」と「アマ」ぐらいの差があります。
それでも・・・いつまでもそんなことを言っているわけには行かないので昨日はこんな高い所につぼみがある枝でもつぼみの状態を下から見ただけで切ってみました。
その結果がこちらで早く切りすぎた枝はほとんどなかった。
花切り6年にしてようやく少しだけ「プロ」の域に近づけたような気がします。
今朝は雨が降っているので朝の散歩はお休みです。
一日中降り続くとのことなので・・・退屈な土曜日になりそうです。