小長井町にて
3月の初め頃、母と一緒に小長井町のオガタマノキに会いに行ってきました
国道207号線沿いに看板が出ていて、そこを通る度にいつか見に行ってみようと思っていたオガタマノキ。実際に目の前に立つと、その威風堂々とした雰囲気に思わず息を呑んでしまいました。
それもそのはず。この木は国指定の天然記念物で、なんと樹齢は千年以上と言われているのです
しかも50年ほど前に一度、さらに20年ほど前にも一度、地上5mくらいのところから伐採され、その時でた木材で住宅一戸分の木材をほとんど補ってしまったのだとか。ということは、この太い幹は千年以上、枝は20~30年のうちに成長したものということになります。幹さえ生きていれば何度でも再生できるということなのでしょうか。さらには、その伐採されたところにツバキやエノキなど7~8種類の樹木が寄生しているとのこと。この木の幹は、自らを再生させるのみならず、他の植物までも育んでいるのです
ふと足元に目をやると、きれいな花びらが落ちていました
パッと見た感じ、オガタマノキに花が咲いている様子はありません。でも足元にはたくさんの花びらが落ちている。これは絶対オガタマノキの花びらだ!と思った私は、よくよく木の枝葉の間を探してみることにしました。すると目の届くところにまだ少しだけ花が咲いていてくれました 大きさは少し小ぶりですが、花の形はモクレンやコブシの花に似ています。自宅で調べてみるとやはりモクレン科の植物なのだそうですが、花の時期はモクレンより少し早いようです。今度は2月の半ばくらいに満開のオガタマノキを見に行かなければ!
千年という長い長い歴史を生き抜いてきたオガタマノキに触れ、その懐の大きさに感動し、自分もこの木のように力強くも優しい人間でありたいと思うkero-keroなのでした
『小長井町オガタマノキ』
所在地:長崎県諫早市小長井町長里字河内名
駐車場:あり
近くの川ではたくさんの蛍を見ることができるのだそうですよ~