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自然の中で見つけたステキなモノ

金比羅山~健山~ 烽火山縦走登山(長崎県長崎市)その3

2013年02月16日 | 山のお話

次に目指すのは今回のお昼ご飯スポットである仏舎利塔健山(たてやま)に登る途中にある白亜の建物です。 

道すがら、スミレの花を発見 春はもうそこまで来ているのですね 

 

またまた竹林ワールドへ突入~ この辺りは本当に竹が多いなぁ。スイセンの花もちらほら咲き始めているようでした 

春の気配を感じつつ、山を登っているうちに仏舎利塔に到着~ ここでお昼ご飯を食べましたが、今回はその様子は割愛させていただきます おにぎりと温かいスープで空腹を満たし、13:05に再び登山開始~

ピンク色のサザンカの咲く森を抜け、烽火山(ほうかさん)の山頂を目指します。

 

何の木だか分からないけど、きれいに剥けた樹皮や天然のナメタケらしきキノコに目を奪われつつ、ひたすら山を登ります 

 

なぜこんなところにたった一本だけシュロの木が 誰かが植えたのかな? 樹皮が真っ白な木も気になる~。これは一体何の木でしょうか?

『県指定史跡 烽火山のかま跡』という案内標示が現れました。根っこをしっかりと張った巨木はまるで「山頂までもう少しだよ!」と私たちを励ましてくれているようです。

今回の登山で私が見つけたMVP(Most Valuable Plant)はコレ コレ、何だと思います?隊長のお話ではおそらくキノコの仲間だろうということでしたが、発見した時は名前までは分かりませんでした。触るとぷにぷにして柔らかいこのキノコ、先ほどネットで調べてみたところ、とてもユニークな名前であることが分かったのです。皆さんにはこのキノコの名前が想像できますか?ヒントは、先っぽにある赤い部分。人の体の一部分に由来しています。ちょっと考えてみてください。

 

 

顔の一部と言った方が分かりやすいでしょうか。大体想像がつきましたか??正解は…



クチベニタケ(口紅茸)でした~ どうです?当たってましたか?このキノコ、頭部が球体の袋状になっていて、中に白い粉のような胞子を溜め、この唇の所から胞子を出すのだそうです。日本ではそう珍しくないキノコなのだそうですが、世界的には珍種なのだそうですよ ちょっとキュートでおしゃれなクチベニタケさん。またどこかで出会えるといいな~

こちらは突風か何かで倒れたのか、根っこごと横になっていた木。徐々に倒れたのか、一気に倒れたのか、真実を知るのはこの木だけ。しかしこれだけの木が倒れるのですから、相当な力がかかったに違いありません

仏舎利塔から約1時間で烽火山(426m)の山頂に到着~ 

ここは異国船の侵攻を烽火(のろし)をあげて知らせるために作った烽火台の跡なのだそうです。1638年に建てられ、その後1815年に改築されたのだとか。1647年にポルトガル軍艦2隻が来港した時に初めて点火されたのだそうです。約200年の歴史がある史跡なのですね~

というわけで、この歴史ある烽火台の中で記念撮影~ 円堤の中で撮ったのですが、うーん、ちょっと分かりにくいですな カメラマンとしてちょっと反省…

後は下るだけなので、訓練登山の様子はこれにて終了~!…と思ったのですが、もうちょっとだけ紹介したいものがあるので、あと一回分お付き合いくださいませ

今度こそ、訓練登山完結します

その4に続く