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自然の中で見つけたステキなモノ

小値賀島ツアー その2

2011年08月30日 | 五島のお話

牛の塔入り口にて

レンタカーに乗り込み、いよいよ小値賀島の中を巡ります。今回の運転手担当はtami、ナビ担当は私kero-keroとなり、港でもらった小値賀島の地図を片手にLet's goまずは島の南東部から攻めましょう~

小値賀港のある笛吹郷を抜けて、県道161号線を海岸沿いにちょこっと行った所に、早速最初のチェックポイントである牛の塔を発見

しかしここには説明板などなく、何やら文字の書かれた石碑が祀られているだけで、なぜここが『牛の塔』と呼ばれてるのかよく分かりません。後で調べてみると、昔この小値賀島は大近小近という二つの島に分かれており、1300年頃その二つの島の海峡部分を埋め立てて田んぼを作る工事を行ったのだそうです。その工事は困難を極め、当時主要な労働力であった多くの牛達が犠牲になったため、石に経文を刻んだもの(一字一石経)を舟瀬の浜に埋め、その上に供養塔を建てたことが由来となっているのだとか。この島が元は二つの島だったんですね~

牛の塔の前にはなぜかお髭の立派なヤギさんが一匹繋がれていました。もしかして君もおぢかアイランドツーリズムのスタッフさんかい?

こちらは牛の塔のすぐ目の前にある船瀬海水浴場。お天気もあまり良くなかったし、もうお盆も済んでいたからか、浜辺には人っ子一人いませんでした。晴れてたら海がもっときれいに見えるんだろうけどな~

次に訪れたのは赤浜海岸公園。きれいな緑色の芝生の中には子どもが喜びそうなアスレチックがあり、ちょっとしたピクニックにはもってこいの場所です。しかしやはりこの曇天のせいか、ここでも人っ子一人見当たりませんでした

海岸の方に出ようと広場の先にある階段を下ろうとしたのですが、なんと草がぼうぼうに生い茂っていて通れないではありませんか~なんとか途中まで下ってはみたものの、草むらはますます深くなっていくばかり。間違いなくこの先に赤浜海岸があるはずなのに、どうにもこうにも前に進めず、二人とも階段の途中で立ち往生してしまいましたしかしその時、すぐ近くで「ウィーン…」という車の音が「もしかしたら車で行く道がすぐ近くにあるかも」と思い直した我々は、階段を下るのを諦めて赤浜海岸へ続く車道を探すことに。

すると案の定すぐ近くに車道がありましたよ。そちらからだと難なく赤浜海岸にたどり着きました赤浜海岸公園』の標示をちょっと通り過ぎた所に『赤浜海岸』の標示があるのですが、きっと港方面から来る観光客は私たちと同じようなことになるでしょうねぇ公園からも草が生い茂ってさえいなければちゃんと海岸に出られるはずなので、できれば階段の草だけでも刈っておいていただけるとありがたいですネ

ここ赤浜海岸は読んで字のごとくどういうわけか砂が赤い実はこの小値賀島は火山活動によってできた島で、この赤浜の近くには火山の噴火口跡があり、火山活動の影響で酸化鉄が多く含まれているため砂が赤いのだとか。そういえば福江島の鬼岳温泉も鉄分が多くて赤かったなぁ。あれと同じようなものかな?

次に目指したのは、今はもうすでに閉鎖されている小値賀空港。れんが造りの教会をイメージして建てられたのか、中央にはステンドグラスがはめ込まれています。この空港は人里離れた場所にあり、これまた人の気配がほとんどありません。ここへ来る途中きれいな桜並木があって、春はピンク色のアーチとなるのでしょうが、今となってはそこを通る人も私たちのような観光客くらいかもしれません。

以前は福岡空港長崎空港へ就航していたそうですが、2004年に福岡便が、2006年には長崎便が休止となり、今は飛行機のいない滑走路が残っているのみ。離島の空港ではだいたい離発着時にしか飛行機が停まらないので、閉鎖される前もこんな感じではあったのでしょうけど、やはり飛行機のない空港というのは寂しいものです。今でも管理室(というのかな?)には人がいて、空港の管理をされているようですが、私たち一般人は建物の中に入ることはできませんでした。残念

とても小さな島とはいえ、初めて上陸した場所で、大まかな地図しか持たずに島巡りへと出掛けた私たち。しかも地図上では県道も私道も田畑を縫うような細い道もみんなほぼ同じ太さで描かれているので、どれがどの道なのかイマイチ把握できません。そしてこの先何度もUターンを繰り返すことになるのですが…。長くなってきたので、この続きはまた今度!

その3へ続く


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