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自然の中で見つけたステキなモノ

小値賀島ツアー その3

2011年08月30日 | 五島のお話

古民家レストラン藤松にて

さて、そろそろお腹がすいてきたので、島の東部にある古民家レストラン藤松へランチを食べにいきましょう~

藤松があるのは島の東部にある前方郷という場所で、空港からだと車で5分くらいのところにあるのですが、途中で道に迷ってしまい、気がつけば島の北部にある柳郷という場所にいた私たち。それから軌道修正して藤松に着いた時には、空港からすでに30分ほど経っていました小さな島とはいえ、細い道が入り組んでいて、道を一本間違うとどこにいるか分からなくなっちゃうんですよね~県道も町道も道幅があまり変わらないし、県道の標示もほとんど無いので、初めての人にはちょっと分かりにくいかも…なんて言い訳してみたりして。まぁ、ここで迷ったおかげで『中村』『三方坂』という二つの分岐ポイントを発見することができたのでよかったんですけどね~

こちらが古民家レストラン藤松の入り口です。ピンク色のサルスベリの花がお腹を空かせた私たちを出迎えてくれました

ここ藤松は、もともとは捕鯨と酒造りで栄えた藤松家の豪邸で、最後の家主さんが亡くなられて30年間も空き家になっていた家を改装してできたお店です。2年前にオープンしたばかりなのですが、テレビや雑誌などでも紹介され、今では小値賀観光の目玉の一つとなっています。

普段は日本料理メインで夜だけ営業しているそうですが、土日限定でランチタイムに合わせてカフェもやっているとのこと。お店の方のお話では、料理長はカレーにこだわりがあるらしく、カレーは特製カレースタミナカレーの二種類がありました。

tamiは特製カレー(850円)を、私はとりから定食(950円)を注文。カレーも気になったけど、「柚胡椒卸しポン酢」に惹かれちゃいましたどちらも美味しかったですよ~本来なら刺身メインの本日のきまぐれドリンクセット(プチデザート付き)を頼むところですが、晩ご飯もこちらでいただくことになっていたので、おそらく同じものを夜に食べられるだろうと敢えてパス。後のお楽しみにとっておきましょう~

玄関先の棚に飾られていたカエルの一輪挿しが可愛くて思わずパチリ。もしかしたら、お香立てをアレンジしてるのかしら?

こちらは中庭。お屋敷の周りは自由に散策できるようになっています。

槙の木のアーチの先には、なんと藤松家専用の船着場が!今は島の南側にあるターミナルがメインの港になっていますが、昔はこちらの方がメインだったんですって。どれだけお金持ちだったんでしょうね~

船着き場からは野崎島を望むことができます。野崎島にはかつては三つの集落があり、600人ほどの人々が暮らしていたそうですが、現在は廃校になった学校を利用してできた自然学塾村という宿泊施設の管理人と400頭ほどの野生のシカが住むのみ。人々は離村したものの、野首天主堂というレンガ造りのステキな教会が現在も残されており、そこもまた小値賀観光スポットの一つとなっています。小値賀島からは町営船「はまゆう」で約30分。トレッキングもできるようなので、来年あたり訪れてみようかと企み中~

レストラン藤松の傍らにある浜辺には大きなアコウの木もあります。五島列島にはこのようなアコウの巨木が何本かあるのですが(玉之浦のアコウ、樫之浦のアコウ、奈良尾のアコウなど)こちらのアコウも立派です

色鮮やかなカニさんもたくさんいましたよ~ありのままの自然がたくさん残されているから、この島では植物たちや動物たちがとっても生き生きとしています。さて、お腹も満たされたことだし、そろそろ出掛けましょう午後からは島の西部を散策します

その4へ続く


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