玉石大明神の鳥居
この日の小値賀探検もいよいよ終盤。日が暮れる前に島の西部にある斑島(まだらじま)へ渡りましょう~
斑島は小値賀本島と橋で繋がっていて、車で渡ることができます。
この島の観光スポットと言えばポットホール(甌穴)。ポットホールとは河岸や海岸の岩石面上にできる円形の穴のことで、この斑島のポットホールは硬くて黒い熔岩(玄武岩)の裂け目にできた穴に直径50cmの玉石が入っているのだそう。
しかもその玉石は国内でも最大級の大きさで、国指定の天然記念物にもなっていて、地元の人たちからは玉石様として信仰されているのだとか。早速その玉石様を拝見しに行ってみましょう
遊歩道の脇にある白い『→』をたどって行くと、ありましたよ~確かに甌穴の下の方に丸い玉が入っていますこれが玉石様かぁ~
なぜこんな形になるのかというと、海に通じる熔岩の亀裂から侵入する海水の激しい動きによって中の石が甌穴の中を回転し、徐々に角が研磨されてきれいな丸い形になるのだそうです。この日も甌穴の上に立っていると、大きな波が打ち寄せるたびに亀裂の間に波が入り込み、ドドーン!ゴロゴロゴロ…というまるで雷のような音が響き渡っていました。自然の力ってやっぱりすごいですね
ポットホール一帯に広がる熔岩の大地も圧巻こんなに小さな島でこんなに雄大な自然と向き合えるなんて本島に驚きでした
最後に斑島西部のサンセットロードを通りましたが、ご覧の通り曇り空だったので、残念ながら夕日を望むことはできませんでしたま、悪天候が予想される中、ほとんど雨に降られなかっただけでもよしとしましょう~この日の探検はここまでにして、一旦今夜の宿である小西旅館にチェックインし、送迎車で再び古民家レストラン藤松へ。明かりの灯った藤松は、昼間の雰囲気とはまたひと味違う表情に変わっていました
店内に入るとランチの時と同じ部屋に案内され(できれば別の部屋がよかったなぁ)、あらかじめ予約しておいた5000円のコース料理が出てくるのを待ちます。
まずはビールで乾杯この一杯が美味しいんですよね~この日出されたお料理は以下の通りです。
心太
蓮根餅とヒラス
イサキとヒラスのお刺身
イサキと茄子の挟み焼き・ゴーヤのきんぴら
あらかぶの南蛮漬け
たこの柔らか煮
と、ここまで来て締めのご飯となるところでしたが、全てのお料理をきれいに平らげていく私たちを見て「この人たち、まだいけそう」と思ったのか、お店の方が「猪肉のすき焼きをお作りできますが、いかがでしょうか?牛肉に近い味でとっても美味しいですよ~」ともう一品勧めてくださいました猪肉のすき焼きなんて食べたことないし、お肉も食べたいねって話していたので、ぜひ作っていただきましょう!
そして出てきたのがコチラこれが結構なボリュームでビックリ食べきれるかな~と思っていましたが、これまたちゃ~んときれいに平らげてしまいました
しかしあれだけ牛がいたのに、なぜ猪肉しかも他のお料理はすべて小値賀産の食材を使ってあったのに、この猪肉は佐世保の江迎産。どうしてだろう?これは後で聞いたことなのですが、島で育てている牛達は食肉になる前にみんな島外へ出荷されるそうで、島で食されることはないんですって。そこで地元産にこだわる料理長が小値賀牛に代わる食材として選んだのが江迎の猪肉だったということなのでしょう
最後に出てきたのはカマス飯。これがまたとっても美味しかったんですけど、なんとお釜ごと二合分も出てきたものだから、さすがの我々もこればっかりは完食できず、ご飯茶碗一杯分でギブアップしてしまいました
デザートには抹茶のアイスが出されたのですが、これがまた美味でしたほのかにお酒の味がするなぁと思ったら、アイスの上にちょっとだけ日本酒のシャーベットがかかっているんですって。デザートからも料理長のこだわりが感じられますお料理はどれもこれも美味しくて、最後まで満足させていただきました。どうもごちそうさまでした~
この後はなんとここ藤松の中をお店の方に案内していただきまーす
その7へ続く
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