近所の山の麓を散策していると、たくさんの春の草花達に出逢いました。今日はその一部をご紹介します
モクセイ科レンギョウ(連翹)
もともと中国原産の植物で、英名をgolden bellsと言います。まさにその名の通り黄色いベルのような花が下向きにたくさん咲きます。
シソ科ホトケノザ(仏の座)
道端でよく見かけるホトケノザ。その名前は葉っぱの部分が仏様が座る台座のような形をしていることに由来します。ちなみに春の七草の「ホトケノザ」はコオニタビラコというキク科の別の植物なので注意しましょう
キク科シロバナタンポポ(白花蒲公英)
タンポポと言えば黄色い花を思い浮かべる方が多いと思いますが、実はその多くは外来種のセイヨウタンポポ。しかしこのシロバナタンポポは日本在来種で、多良見町中里地区にはこちらの方が数多く自生しているようです。
シソ科キランソウ(金瘡小草)別名:ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)
開花期の全草は筋骨草という生薬で、高血圧、解熱、下痢止めなどに効果があるとされており、別名のジゴクノカマノフタは『病気を治して地獄の釜に蓋をする』ということに由来するのだとか。面白い名前をつけられたものですね
マメ科コメツブツメクサ(米粒詰草)別名:キバナツメクサ、コゴメツメクサ
ヨーロッパ原産の帰化植物で、和名はシロツメクサに似ているけど花が小さいことに由来します。葉っぱが丸いのはマメ科植物の特徴で、「詰草」の由来は、1846年にオランダから献上されたガラス製品の緩衝剤として詰められていたから。米粒みたいに小さい詰草と覚えましょう
ユリ科ムスカリ 別名:ブドウヒヤシンス
これは野花ではありませんが、私が好きな花なので一緒にご紹介しちゃいます。ムスカリの由来はギリシャ語のムスク(moschos)で、麝香(ジャコウ)のこと。南西アジアまたは地中海沿岸地方原産で、日本には30数年前くらいから市場に出回り、今では人気の品種となっています。
バラ科サクラ
今が花盛りの桜。実はバラ科の中でもサクラ亜科に属し、アーモンド、アンズ、ウメ、スモモ、モモなどが同じ仲間です。どうりで似たような花が咲く訳ですね。今年は寒さが一気に緩んだせいか、あちこちで桜が一斉に開花し、どこに行っても美しい満開の桜を観賞することができます今週いっぱいが一番きれいだと思いますので、お花見はお早めに
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