ずっと会いたかった縄文杉との対面を無事に果たした私達。名残惜しくも展望台を後にし、帰りは来た道をそのまま下ります。ガイドの寺田さんによると、下りの方が上りの何倍も怪我をしやすいと言うことで、トロッコ道に出るまでは足元に気をつけながら慎重に山を下りました。同じ道なのに帰りはまた違った表情を見せてくれるのがトレッキングのおもしろさの一つ。またまた寺田さんの粋な計らいで、行きに全部紹介するのではなく、帰りに見所を取って置いてくれたこともあり、行きには気づかなかった芸術的とも言える変わった形の切り株を見ることができました
こちらは立派なひげを蓄えた竜。
こちらはまるで猪の頭みたい!
そして周りの木々に比べ一段と貫禄を見せるのはこちらの翁杉。根っこがまるで髭のように地面を這い、その名のとおり年老いたおじいさんのよう。幹周り12.6mは縄文杉の16.4mと比べても引けをとらない大きさです
時折聞こえてくる清流の水音は、長時間にわたるトレッキングの疲労を癒してくれます
大株歩道入口に到着!ここまで来れば後は8kmのトロッコ道を歩くのみ!トイレ休憩を済ませてゴール地点である荒川登山口を目指します。この時点で時刻は14:30。ガイドの寺田さんに16:45発のシャトルバスに間に合うように頑張ろうと促され、ここからは少しハイペースで歩きます
長く続くトロッコ道は今も現役。現在、屋久杉の伐採は禁止されていますが、土の中に埋もれて何年もたった土埋木(どまいぼく)や地表で腐らずに残っている倒木を運ぶのに今もトロッコが使われているそうです。この日は日曜日でお休みだったのでトロッコが走る姿を見ることはできませんでしたけどね。
帰りしなにもヤクシカに遭遇!テンション上がるなぁ
こちらの杉は三代杉と言って、一代目の倒木の上に二代目が育ち、二代目の切り株の上に三代目が育っているので、その名が付けられています。この現象は『倒木更新』または『切株更新』などと言われ、諸説あるそうですが、一代目の樹齢が1200年、二代目が1000年、三代目が350年と言われているそうです。すごい生命力ですよね~
もともと集落があったと言われている小杉谷で最後の休憩。みんな大分お疲れ気味だけど、ゴールまであと少し しかし、この時点で時刻はすでに16:00。いっそげー!
16:40、ついに荒川登山口に帰ってきました 帰りのトロッコ道はまさに競歩のごとくハイペースでしたが、一人も脱落することなく無事に帰って来ることができました 特にTシャツ&ジーパン&スニーカーという超軽装でこの過酷なトレッキングに臨んだ学生クンたち(かどうか分からないけど)、君たちはすごいよ。でもやっぱり山を登るときはトレッキングシューズの方が格段に疲れにくいと思うので、皆さんはくれぐれも真似をしないようにしてくださいね!
思えば朝ここに到着したのが6:45。やっぱり10時間かかるんですね。もしガイドの寺田さんがいなかったら、ペース配分が分からず、この時間には帰って来れなかったような気がします。やっぱりガイドさんを頼んでよかった!そしてガイドさんが寺田さんでよかった!と改めて実感しつつ、シャトルバスで山を下ります
この日の民宿の晩御飯は外でバーベキューでした 帰りの車の中で「今夜は乾杯しよう!」という話をしていたら、なんとダンディ寺田さんがわざわざスーパーに寄ってくださり、そこでビールやチューハイなどをゲット 寺田さん、本当にありがとうございました 持込がOKだったかどうかは定かではありませんが、当然のごとく3人でバーベキューコンロを囲みながらビールで乾杯したのでした この時のビールの美味しいこと!何かを達成した後に飲むビールは最高ですね
つきにつきまくっている今回の旅で最もついていたのは、全く意図していなかったのに、トレッキングの夜がちょうど年に一度の屋久島の花火大会と重なっていたこと。しかも民宿から少し歩いたところに花火がきれいに見える場所があることを民宿の女将さんに教えてもらい、食事が終わった後に移動したのですが、そのタイミングもバッチリで、屋久島の夜空を彩る美しい花火を最初から最後まで堪能することができたのでした 当然ここでも缶チューハイで乾杯!本当に最高の夜でした
この後、トレッキングの疲れでバタンキューかと思いきや、修学旅行並みのハイテンションだった私達は、部屋に戻ってUNO大会で大盛り上がり ま、tamiの一人勝ちでしたけどねー あの時のtamiには間違いなくUNOの神様が降りていました。チクショー また今度リベンジしようね、megu!
前回「次回はいよいよ最終回」と言いましたが、最後までまとめられませんでした 次回こそ本当の最終回です
楽しかったね~~~!!
今度はどこにいこうかね?
まだ一ヶ月も経たないのに、ずいぶん前のことような気がするよね。
いやいや、本当に楽しかったよ。tami&meguのお陰ですわ!
お付き合いいただき、ありがとうね!
今度はねぇ、直島に行ってみたいな~
また島!?っていうツッコミはなしね(笑)