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自然の中で見つけたステキなモノ

GW長崎街道歩き2(彼杵宿~千綿宿)

2011年06月01日 | 長崎街道

見るところがたくさんあって、なかなか彼杵宿を出られない私たち。気がつけば歩き始めてからすでに一時間が経っていました ちょっと急ぎ足で道の駅そのぎの荘の裏にあるひさご塚へと向かいます。

ひさご塚は長崎県の代表的な古墳で、規模も県内最大級の前方後円墳。きれな緑色の芝生で覆われています。

こちらはひさご塚と同じ敷地内にある明治の民家。明治時代の中期に建設された古い民家が当時のまま保存されています。

中に入るとこれがまた結構広い 太陽の光が部屋いっぱいに差し込み、暖かい雰囲気が漂っていました。

民家の裏を歩いていると、生け垣の中から突然一匹の犬が姿を現し、「ワンワン!」と吠えられてしまいました お隣のわんちゃんのようですが、どうやらいつも垣根の隙間から人が通るのを待ち構えているようです。みんながびっくりしていると、この通り「驚いただろう」と言わんばかりのどや顔でその様子を伺っていました。あんまり脅かさないでね~

 

さて、そのぎの荘を後にした我々一行が次に目指すのは千綿駅。その途中で一本松一里塚跡を発見しました。街道沿いには一里(約4km)ごとにこのような塚が設けられており、旅人たちの道中の目印になっていたようです。ここからはただひたすら長崎街道の案内標識を辿りながら、街道を歩きます。

国道の脇に案内標識を発見!

タンポポの綿毛が揺らぐ田舎道を歩きます。

再び国道34号線に合流!

ラーメン屋さんが出てきたところで国道を横断します。国道は旧街道を分断して作られているので、国道の両サイドを行ったり来たりしながら歩かなくてはなりません。そのため、途中街道が分からなくなってしまうこともありました

しばらくすると、立派なお屋敷を発見このお屋敷は旧土肥家といって、長崎街道の宿場町として栄えた千綿宿の商家で、江戸時代から回船業を営み、日本茶輸出の先駆者である豪商大浦慶のお茶や農産物を出荷していたのだそうです。

家紋には小槌があしらわれています。商家の家紋とあって、お宝がざっくざっくと入ってきますようにとの願いが込められていたのでしょうか。

 

千綿宿には旧土肥家以外にも古い建物が多く現存していて、町を歩いていると一昔前にタイムスリップしたような気分になります。

ちょうどお昼ころ雨がぱらついてきたので、公民館のような建物の軒下をお借りしてお弁当を食べることに。道の駅で買った鯨カツを食べてみましたが、これがなかなか美味しかった 決して柔らかくはないけど、鯨独特の歯ごたえと風味がありました。ごちそうさまでした~

お昼休憩もそこそこに、街道歩き再開!龍頭泉道と書かれた石の標識から細い道へと入っていきます。

しばらく道沿いに歩いていると、これまた味のある民家を発見 なんだかいい雰囲気だなぁ~

こちらは六地蔵と書いてあるけど、どこにお地蔵さんがいるのかな~?

よくよく見ると、灯籠の上に六体のお地蔵さんが仲良く肩を並べて立っていましたしかしこのままだと緑色の葉っぱに覆われて見えなくなってしまいそうです

線路沿いに出てきました。目標とする千綿駅はもう目の前!5歳のkyouも疲れを見せながらも少しずつ歩みを進めます。

千綿駅に到着~ この木造の駅舎、ちょっとステキでしょ?色といい形といい、昭和の雰囲気がぷんぷん漂うレトロな駅舎です これから先もずっとこのままの姿で残してほしいなぁ。

ここまでの総歩行距離は約5km。チビたちもちょっと疲れてきたので、ここでちょっと一休みします。次回はこの駅舎からスタートします

つづく


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