ララの左腰の腫瘍は一週間経ち少し大きくなった。
左足の運びがぎこちなく
引きずるようになった。
今のところ元気で食欲もあり夕方には必ずリードに
つながり外に出ている。
ネットで調べると食べても腫瘍に栄養がとられだんだん痩せ
そのうち機能も衰えて
腫瘍もあっと言う間に大きくなるらしい・・・。
雄の10歳以上の猫に発生率が多いとのこと。
カテゴリー「猫の線維肉腫」を新設しました。
ブログ
「ぎゃらりぃ はなみゅん 日々を語るお部屋」さんより引用
はなのわきの下に出来た巨大な腫瘍の正体は、脂肪壊死、つまり脂肪組織が死んで出来た塊でした。これが約半年のうちに巨大化しました。この細胞を摘出したとき、この細胞と細い管でつながったもうひとつの腫瘍が見つかりました。これが線維肉腫でした。脂肪壊死もこの腫瘍が引き金で起こったものと考えられています。
この癌の一種である線維肉腫は、猫の癌の中でも悪性度が高いとされています。なぜかというと、この腫瘍の特質が悪質だからです。まず広がり方ですが、筋肉細胞の繊維にしみこむように細胞が増殖します。ですから摘出が困難で、もし摘出するとしたら腫瘍のある筋肉組織をえぐり取るような形になります。それが背中などの筋肉の少ないところになると、ひとつの筋肉を全て摘出しなければならなくなり、その為に断脚や足に障害が残ることも出てきます。
またものすごいスピードで大きくなっていくので、栄養分がほとんど腫瘍に吸収されてしまいます。食べても食べてもやせて、食べたら食べた分だけ腫瘍が大きくなっていきます。このため、栄養失調などが起こってきます。
この腫瘍、まるで骨のように硬くなっていくのも特徴。細胞に針を刺して組織を取り出してしらべる検査も、二回とも細胞が取れないほどでした。ですからこの腫瘍が広がった部分はどんどん硬くなり、動かなくなったり周辺の神経組織を圧迫したりします。最終的には最初はなかった痛みが出てきて、腫瘍自体の熱が水を飲むことだけでは処理できなくなり、腫瘍が広がった部分が動かなくなってしまいます。激痛と熱による食欲減退から衰弱死に至ることが多いそうです。
そしてこの腫瘍は局所再発率が高く、腫瘍を摘出して6ヶ月以内にほとんどの症例で再発をしています。転移率は20%以下と低いのも特徴です。ただ切除するともともとあった細胞よりもより強力なものになり、切除手術は2回が限度といわれています。それより先は、場所によっては手術不可能。足などになってくると切断となります。
● 症状 は、この細胞が細胞繊維内にしみこんでいくので、細胞が大きくなるに連れてその部分の筋肉が動かなくなったり、こぶ状になった腫瘍が他の臓器を圧迫したりします。腫瘍が大きくなるにつれて、高熱・激痛・機能障害・やせてくるなどの症状が現れ、食欲減退、そして、衰弱死です。
● 治療方法 として今回医師に示されたのは、
1.手術による摘出
ただ、二回の手術で全部を摘出する必要があり、もし
2回目の手術以降に再発すれば、もう手の打ち様がないとのこと。
手術、一週間の入院で約15万円ほどかかります。
2.大学付属病院で腫瘍専門の先生に診てもらう
大学付属病院には放射能治療の設備があり、条件が整ったら手術と放射
線照射を組み合わせ、徹底的にがん細胞をたたけるとのこと。
放射線の費用がどれほどかわからないのですが、手術代だけで見ると
他の病院よりも入院期間が短いので安く済むそうです。
ただ予約制なので、希望の日時で診てくれません。
3.抗がん剤の使用
抗がん剤を使った治療。3週間に一度抗がん剤を点滴し、再発を予防し
たり、再発した細胞の増殖を遅らせる。
3種類ほど抗がん剤の種類がある中、一番副作用の少ない高価な
ものを使っています。それで一回約2万円。プラス3日に一回飲む
薬代約1千円。
初回私たちが選択したのは、わきの下の大きな腫瘍の摘出手術と抗がん剤による治療です。ただ再発性の高い癌であり、確率は低いとはいえ転移率もあります。ですからどこまで有効なのかは、正直言ってわからない状態です。
でも3ヶ月たたないうちに再発。再手術になりました。この手術ではもっと思い切ってより広く癌を取ってしまうと言うことで、右前足を断脚して行うことに。
● 原因
まだよくわかっていませんが、アメリカなどで言われているのが予防接種によるもの。猫白血病(不活化)ワクチンのアジュバンド(水酸化アルミニウム)が原因になっています。ワクチンは皮下に注射され、ワクチンの水たまりを作ります。ここから少しずつ吸収させることで、抗体を作るわけです。これが反対に刺激になり、線維肉腫を発生させると言われています。実際、背中に肉腫が出来た犬猫のほとんどが毎年予防接種をしているそうです。ですから、最近では予防接種は外飼いでなければ2年に一回、背中ではなく前足に接種するのが望ましいとされてます(もし腫瘍が出来ても、前足を切り落とすことで全ての癌を取り除ける為)。極力予防接種による刺激を避けることが必要なようです。
他には動物の乳がんでも、この肉腫が見られるようです。
● 癌に厳しい生活について
癌にとって過酷な環境を作ることは、再発や増殖を妨げる意味で有効です。では癌にとって厳しい状況とは何でしょうか??
・抗がん剤の投与 言わずと知れたことです。ただ副作用が強く出る場合に
投与を見合わせます。一般的には下痢、嘔吐、脱毛、
倦怠感などの症状が出ます。これは抗がん剤によって
もっとも細胞が活発に動いている部分が影響を受ける
ためと腎臓から薬が排出されるのでどうしても負担が
かかるためです。
現在はなは副作用的なものとして、毛が薄くなってきて
います。
・食 事 癌のえさになる物質は、糖分です。ですから甘いものを
摂取するとがん細胞が活性化されます。反対に脂肪は
癌の働きを抑制します。特に魚に含まれている脂肪は
かなり有効です。癌に厳しい食事は中トロ大トロなど、 脂肪が大量に含まれている魚の部位になります。が、
日本の猫は魚を食べると他のものを食べなくなる傾向が
あるようです。栄養のバランスから考えても、うまく
普段の食事に混ぜながら使うのがいいようです。
ララがニァーと鳴くたびにびくついている最近デス。
まだ痛みがないようなのでひとまず安心。