二、三日前からスズメの群れに混じってシメが一羽いるのが気になっていた。最初はスズメを追い出して自分だけ餌を食べていたが、徐々に意地悪をしなくなった。 意地悪したら仲間に入れてもらえないよ・・・・。 ヒヨ鳥はたいがいつがいで来るが、とうやら一羽だけ一日中居座っているのがこの頃目につく。リンゴを桜の木に刺しているのでそれを目当てにボスのようにいばり、無くなると紅い喉を大きく開けて鋭く鳴きリンゴを催促する。昨日(21日)は雪が降っていたので、リンゴを食べたあと、餌台の中に入り、雪宿りしてスズメを追い出していた。本当に根性が悪いのだから、だからはぐれ鳥になったのさ?・・・・・・・。 シメはつがいで二組位来ればいい方だったが、今日、スズメの餌をやって家に入ると、驚いたことに、四十羽以上のシメの大群が訪れ、狭い庭がアッというまにシメに占拠されてしまった。 スズメは電線に止まって「ぼくの餌なのに・・・」と悔しそうに見守るばかり、しばらくしてシビレをきらした勇敢なスズメがシメに混じって餌をついばみ始めた。 野鳥の本には、夏鳥だが、少数は越冬、単独か小群で生活するが渡りの時期には群れをつくると書いてあった。じゃあ我家に来たのは大群だったから渡り?だとしたらいくら暖冬とはいえ帰るのが早くない?野鳥の会に聞いて見ようかと言ったら、昭南さんは「シメちゃんに聞いた方が早いよ」ときたもんだ。 それにしても思いがけないシメの大群に、2人してびっくらこー、猫のララまでも目を丸くしておつた。 コムクドリがきつかり、四月三十日に姿を現した。つがいで二組ほど来て、ヒヨドリ達と庭のリンゴをめぐってバトルを繰り返している。どこで越冬したのだろう。インタビューしたいよねー。と2人で見ていた。どうやら昨年近くで巣作りしていたつがいのようだ。?5月17日 コムクドリが昨年と同じ場所、裏にあるアパートの煙突の中に巣を作っていた。昨年と同じつがいのようだ。まちがいない。関心なことに古い藁をせっせと外に口一杯にほお張って出して居る。それをカラスが低空飛行して観察している。煙突は細長いのでカラスははいれっこない・・・・。コムクドリの勝ちだ。そこで昭南さんの毒舌「空き巣らいのカラスめ・・・」ときたもんだ。 つがいの巣作りを確認してから彼等の好物リンゴの量も多めにした。巣は昭南さんの書斎からよーく観察できる。 昨年のコムクドリの巣
21,2,19
雨水溜め用の大きなカメに昨年猛暑でボーフラがわいたので、和金を十匹買って入れておいたのだが、雨水に耐えられなかつたのか、次々と死に二匹だけが残った。中には外に跳び出し自殺したのもいた。
秋になり、生き残った二匹を、35センチの水槽に入れ飼うことにした。流金と蘭ちゅうも一つずつ買ってきて入れた。だがどういうわけか、和金が流金を追いかけまわす。昭南さんは「もともと金魚というのはおとなしい性質なのに、このままではストレスが溜まり死んでしまうかも・・・・」と水槽を二つに仕切り、和金を隔離した。
今では伸び伸びと当時の三倍位に育ち、流金も蘭ちゅうもそれなりに美しい姿を現した。当時は小さくて和金にも相手にされず追いかけられなかった蘭ちゅうも、本来の優美な姿で時には一人前に、流金とのんびり追いかけっこをして遊んでいる。
「和金は性質が凶暴だということを初めて知った」と昭南さんはぼやいている。私は「原種は何でも強いのよ」と言い返している。
ちなみに和金の先祖はフナで数百年かけて金魚になったと、魚博士の昭南氏は語った。ドントハレ