自然環境保全と言っても漠然としている。
生態系の頂点にいる猛禽類は、自然の量が減ったり質が悪くなったときに影響を受けやすく、元々数が少なく、一年にせいぜい2-3羽しか繁殖しないからすぐに数を回復させることは困難である。また、行動圏が広いため、開発行為などの土地利用によって致命的な影響を受ける。そのような猛禽類の存在を調査し、保護することが、持続・循環する自然環境の保全になる。
埼玉県県民環境カレッジ実践コースの野外実習に参加して、オオタカの生息地、流山市の「市野谷(いちのや)の森」に行って来た。
常磐新線「ツクバTX」に『流山おおたかの森』という新駅が出来た。駅の周囲は畑をつぶしただだっ広い更地。その中に東武線と交差するモダンな駅が忽然と登場した。 新線と新駅周辺の都市計画で「おおたかの森」
が半分が消えてしまったそうだが、まだ24Haほど、谷戸地を抱える下総台地の森が残されており、 5-8羽のオオタカが越冬していることが観察されている。
(明日は5時起きなので、この続きは次回)