台風襲来の時期

2024-09-26 09:54:41 | 日記
 今日の新聞のコラムは昭和29年(1954)の今日9月26日に起こった洞爺丸遭難の記事である。今から70年前の惨事で多くの死者を出した。同じく昭和34年(1959)9月26日は伊勢湾台風がこれまた史上最大級の被害を愛知県三重県を中心にして甚大な被害をもたらした。
 伊勢湾台風だが、私は当時住んでいたのは兵庫県北部の円山川が近くを流れていて近所の住宅には昭和9年の水害の跡が刻まれていたのをはっきり記憶している。あの日、夕刻暗くなっていたが少し高台にあった我が家に近所の人が川の水が押し寄せてきているということで避難されてこられた。まさか我が家まで来ないだろうと高を括っていたがあっという間に一階居間は水浸しで全員2階まで上がられた。昭和9年の水害以上の被害になってしまった。翌朝の外界は様変わりのドロまみれのものだった。隣の地区に行く橋は流されその地区は孤立の状態だった。その時上流から流されてきた溺死体を私は初めてみた。頭蓋骨は割れて顔が半分無くなっていたのを記憶している。
 能登地方の水害で行方不明の捜索も難航しているようだが、土砂に埋まった遺体の捜索もきっと同じような姿の変わり果てたものの発見になるであろう。
 祈合掌。