9月13日の金曜日

2024-09-13 09:50:27 | 日記
 今日は13日の金曜日なので外出は控えて静かに過ごそうと思う。
 さて、フジモリ元ペルー大統領が死去された。86歳。フジモリ大統領といえばペルーの首都リマにある日本大使公邸人質事件を思い浮かべるであろう。1996年12月17日、ペルーの左翼ゲリラが公邸に進入して多数の人質を取り立てこもった事件で1997年4月22日、軍の特殊部隊が公邸に突入して人質71人全員を無事救出するという見事な采配を成し遂げた最高責任者だった。ゲリラの逮捕と人質の救出という相反する対応をいかに成し遂げるかがフジモリ氏にとって最大の問題で心中を察するに余りあるものだった。氏の採ったものは持久戦に持ち込み相手の疲労を待つというもので終始ゲリラの行動を監視し対応をするというものでその間、密かに地下トンネルを掘削して大使公邸の建物に軍を投入しようとしたかもしれない。ゲリラのメンバーも疲れからか1階の大部屋をサッカーの会場にしているという情報を手にしたペルー軍は人質が2階にいることを確認、サッカーに興じているゲリラに地下に仕掛けたダイナマイトを爆発させひるむ隙に正面から軍の特殊部隊を突入させ銃撃戦となりゲリラ全員を射殺して事件は収束した。
 特殊部隊側も1名の犠牲者が出たがひと質側にも1名の犠牲者が出た。だがこの指揮を執ったフジモリ大統領の手腕を高く評価するものだった。
 フジモリ元大領領の死去に深い哀悼の誠をささげたい。