11月に入る。爽やかな明るい5月の対極する11月だからいわば一番暗い季節の11月ということになるだろう。枯れ葉という言葉が一番似合う季節で寂寥感の漂うこのごろだ。
11という数字は魔物が潜んでいるような気がする。米同時多発テロは2001年9月11日に起きたし、東日本大震災は2011年3月11日に起こった。1941年12月8日に旧日本軍のハワイ真珠湾奇襲攻撃を受けた丁度60年後に米同時多発テロは起きたのだが、これは何かただ単純な事件で済まない何かを内蔵しているに違いない。
中東のイスラエルとイスラムハマスの新たな戦争は私たち日本人から見ているとなんとバカなことをやっているように思うが彼らにしてみたらそれなりに思うなにかがあるに違いない。でも戦争で得られるものは何もない。お互いに憎しみと憎悪と後には破壊された住む街があるだけだ。日々の生活を破壊されても自分の思想の方が大事なのか、破壊が待っていることなどもうこれまでの戦争で知っているハズなのにと私たち日本人はそう思ってしまう。礼拝を欠かさずする民族だから生活は二の次で神の教えを最重要視する人々なのだろう。
神や仏はあるだろうがそれよりこの高齢期を迎えた多くの我々団塊世代はいかにして健康な体を維持して日々を暮らすかの方がより深刻なのだ。長期金利が今まさに1%を超えようとしている。病を遠のかせ健康にして高齢者は自身の資産をいかにして増やすかを目を輝かせて今日の新聞記事を見ているに違いない。