今日は町有財産の活用についてお伝えしていきます。
令和元年6月、町は、旧国立農業試験場芽室宿舎跡地を取得しました。
取得にあたっては、用地の明確な方針がなかなか定まらず、
議会からは明確な活用方法を示すべきだという指摘もありました。
令和2年3月、検討を重ね、ようやく雇用促進住宅と障がい者就労支援シェアハウスとして条例が制定され、
令和2年度から雇用促進住宅と生活体験住宅としての運用がはじまりました。
●令和3年9月22日/厚生文教常任委員会
町はこの用地の一部に、民間事業者による放課後ディサービス(以下、放課後ディ)開設の予定があることを明らかにしました。
放課後ディサービスとは、6〜18歳までの障害や発達に特性のある子どもが放課後や夏休みなどの長期休暇に通うことができる施設のこと。
放課後ディを利用しているのは57人(小学生から高校生まで)。
現在、町には発達支援センター1か所しかなく、帯広市の放課後ディを利用しているのは14人です。
発達支援センターの受け入れは限度があり、町内に放課後ディが新たに開設されることは
サービスの選択肢が増え、保護者の送迎の負担軽減につながります。
メリットは十分にあり、利用者のニーズに応えるためにも民間参入は好ましいと思います。
さらに、現在生活体験住宅の一部を活用して開設する予定であると説明がありましたが、
委員会で議論になったのは、町が設置を想定したこの用地のあり方についてです。
● 取得当初からこれまで活用目的としていたシェアハウスとは大きく方向が違うのではないか。
● この用地(行政財産)以外にも候補地(民間の土地、建物)はなかったのか。
● 放課後ディだけではない大きな構想があるのではないのか。そうであれば用地の一部活用の前に構想を示すべき。
町有財産(町が所有する財産)の管理や運用は、法律の範囲内ですが、町長に権限があります。
放課後ディ開設は議会の議決が必要な案件ではありませんが、
当初取得した際に議決した内容やその周辺のあり方など変更等が生じているのであれば、
まずは議会に構想全体や町の考えを示す、その上で個別内容について説明したほうが良いのでは?
なんだかすっきりしない委員会でした。
町は10月中にも放課後ディの公募を始め、来年4月から受け入れを始めるスケジュールを組んでいます。
地域住民への説明もこれから行う予定です。
後日「放課後ディだけではない大きな構想」について明らかになったのですが、
この件についてはまた別にお伝えすることとして、今日のところはここまでとします。
令和元年6月、町は、旧国立農業試験場芽室宿舎跡地を取得しました。
取得にあたっては、用地の明確な方針がなかなか定まらず、
議会からは明確な活用方法を示すべきだという指摘もありました。
令和2年3月、検討を重ね、ようやく雇用促進住宅と障がい者就労支援シェアハウスとして条例が制定され、
令和2年度から雇用促進住宅と生活体験住宅としての運用がはじまりました。
●令和3年9月22日/厚生文教常任委員会
町はこの用地の一部に、民間事業者による放課後ディサービス(以下、放課後ディ)開設の予定があることを明らかにしました。
放課後ディサービスとは、6〜18歳までの障害や発達に特性のある子どもが放課後や夏休みなどの長期休暇に通うことができる施設のこと。
放課後ディを利用しているのは57人(小学生から高校生まで)。
現在、町には発達支援センター1か所しかなく、帯広市の放課後ディを利用しているのは14人です。
発達支援センターの受け入れは限度があり、町内に放課後ディが新たに開設されることは
サービスの選択肢が増え、保護者の送迎の負担軽減につながります。
メリットは十分にあり、利用者のニーズに応えるためにも民間参入は好ましいと思います。
さらに、現在生活体験住宅の一部を活用して開設する予定であると説明がありましたが、
委員会で議論になったのは、町が設置を想定したこの用地のあり方についてです。
● 取得当初からこれまで活用目的としていたシェアハウスとは大きく方向が違うのではないか。
● この用地(行政財産)以外にも候補地(民間の土地、建物)はなかったのか。
● 放課後ディだけではない大きな構想があるのではないのか。そうであれば用地の一部活用の前に構想を示すべき。
町有財産(町が所有する財産)の管理や運用は、法律の範囲内ですが、町長に権限があります。
放課後ディ開設は議会の議決が必要な案件ではありませんが、
当初取得した際に議決した内容やその周辺のあり方など変更等が生じているのであれば、
まずは議会に構想全体や町の考えを示す、その上で個別内容について説明したほうが良いのでは?
なんだかすっきりしない委員会でした。
町は10月中にも放課後ディの公募を始め、来年4月から受け入れを始めるスケジュールを組んでいます。
地域住民への説明もこれから行う予定です。
後日「放課後ディだけではない大きな構想」について明らかになったのですが、
この件についてはまた別にお伝えすることとして、今日のところはここまでとします。