ヤツガシラ(Upupa epops saturata) Eurasian Hoopoe
東北では、5月上旬でもまだ桜が咲いている。
行きの船が欠航したため、友人宅に泊めてもらった2日間はストーブが必要なほどの寒さだった。
ところが照葉樹の茂る飛島に渡ると本土よりも温暖であり、晴れの日の真昼には陽炎が発生するほど暖かかった。
東北に在りながら、まるで東北でないような不思議な島。
陽炎の先のヤツガシラは、チクチクとひたすら地面を嘴で突き刺し、たまに蟲を掘り当てると、ポンと空中に放っては飲み込んでいた。
オオルリ(Cyanoptila cyanomelana ..........?) Blue-and-White Flycatcher
このオオルリ、何か変。
・背面の青は薄く感じる
・顔から喉、胸にかけて黒い部分の青味が強い
・脇はかなり汚れている
喉の青味はこの写真ではあまり強くないようにも感じるが、写真によっては異常なほど青いものがあった。
実際に観察している時には気が付かなかったが、宿に帰って他のバーダーの方々と写真を見ながら話していると、「チョウセンオオルリ(C.c.cumatilis)ではないか」という意見が出た。
以下、同一個体。
【2010/05/01/山形 Yamagata,Japan】