北極圏からの旅人

2013-10-15 20:11:37 | 鳥(Birds)


ツメナガホオジロ(Calcarius lapponicus coloratus) Lapland Bunting


少し寂しい収穫であった10月末与那国島の旅の、個人的な最大の成果といえばこの鳥。何より自分で見つけ出したというのが嬉しかった。
ムネアカタヒバリの十数羽の群にセジロタヒバリが混ざっていやしないかとじっくり見ていると、明らかに動きが違う鳥を発見。初見だったが瞬時にに「ラップランド!」という言葉が口を衝いて出た。
知らない人が見たらナンダコノ地味な鳥はと思うかもしれないが、大雨覆と三列外弁の赤茶色がアクセントになり実に何とも地味綺麗ではないか。いつかは夏羽を見てみたい鳥のひとつだ。









ムネアカタヒバリ(Anthus cervinus) Red-throated Pipit


林内の状況はというと、「チゥイ!チゥイ!」とキマユムシクイの声だらけ。姿も何回か見た。
夜にはリュウキュウコノハズク、早朝には控えめに囀る亜種アカヒゲを、なんとか見た。








ツメナガセキレイ(Motacilla flava) Yellow Wagtail


西崎のツルアダン林から飛び出してきたのはシマノジコの綺麗な雄成鳥。
すぐに木立へと入ってしまった。
今回の旅の記録はここまで。次回、秋に訪れる際には10月上旬に計画したい。







【Yonaguni Is. (与那国島) Okinawa, Japan/30th Oct. 2012】