Green sickles

2011-09-01 20:16:53 | 蟲(Bugs)


ハラビロカマキリ(Hierodula patellifera


表情豊かなハラビロカマキリの幼虫。
私が小学生低学年の頃、男子の間では、ハラビロカマキリの成虫は凶暴でその前脚に挟まれたら流血するほどに痛い、という噂があったから、成虫を見かけても当時は恐くて触れなかった。
その話が嘘か本当かまだ身をもって実証したことはないけれど、少なくともこの幼虫は全くもって温和だった。

こちらの様子を観察するのに飽きたこのハラビロカマキリは、前脚や触角の手入れを丹念にし始めた。











【2011/08/24/神奈川 Kanagawa,Japan/Aug.2011】


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2 コメント

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トビの捕食行動 (タロ)
2011-09-02 18:46:42
>arumさん

とても興味深いお話をありがとうございます!
トビのこのような行動を、初めて知りました。
しかも1個体などではなく「沢山のトビが」ということは、トビ達の間でこの捕食行動はひとつの捕食パターンとして定着しているのかもしれませんね。
葉ごとカマキリを捕らえるという所に、カマキリの隠遁術の一歩先行くトビの頭の良さが際立ちますね。それをよく観察されたarumさんの観察眼も素晴らしいと思います。

ハラビロカマキリは生息環境が主に樹上のようなので、arumさんのご察しの通り、このようにしてトビに捕食されるのはきっと大部分がハラビロカマキリなのでしょう。
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トビとカマキリ (arum)
2011-09-02 11:37:45
伊良湖の渥美の森の展望台でタカの渡りを見ていると、沢山のトビが樹冠すれすれを飛んで葉っぱを掴んでは食べているのを何度も見たました。よくよく観察すると、カマキリを食べて、葉は捨てていました。木の上のカマキリは、トビが来ると葉の裏に隠れるので葉っぱごと捕まえて行きます。タロさんの写真のカマキリと同じ種類だったと思います。
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