トッケイヤモリ(Gekko gecko) Tokay Gecko
夜の沢ではニンフたちがハッチし、それを狙ってヤモリが集まる、というのは去年ボルネオの山で得た経験。
深夜の山、真っ暗な沢に何の迷いも無く入っていく怪しい2人の日本人がそこにはいた........というか私達だった。
ふいにライトで照らした中に浮かび上がったとてつもなく巨大なシルエットと派手な体色に、私は思わず取り乱して騒ぎ立てた!
背中のウロコはまるでノドサウルスのような曲竜類の鎧を彷彿とさせる。この質感、迫力はもはや自分の中のヤモリのイメージを覆した。近くで見れば見るほど恐竜に見えてくる。
関係のない話だけれど、
先日、私の研究室で「一番名前の長い魚は何か」という話になり、深海魚に詳しい者が「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」ではないかと言った。すると、さらに詳しい者が言った、いいや「ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ」である、と。
魚の肩甲骨と烏口骨の形は、取り出してみるとまるで魚のような形をしており「鯛の鯛」と呼ばれることがある。すると、ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウの肩甲骨と烏口骨は「ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウのジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ」ではないのか.......!と発言した私であったが、軽く流されてしまった。
【2010/08/01/マレーシア Langkawi,Malaysia】
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