木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

3/20 祝・真打昇進小痴楽独演会

2020-03-21 23:33:06 | 日記
人形町の立喰い蕎麦「きうち」で昼食です。ここの麺の硬さが丁度良い。ちょっと固めが好きです。天ぷらもよく揚がって、旨い。営業時間が午後5時に終わるので、食べる機会が少ないのが残念です。立ち食いそば店では一押しです。
ウイルス騒動で、もぎりはなしです。
ゲストは三遊亭遊雀師匠でした。
一 開口一番 「元犬」
一 柳亭小痴楽「磯の鮑」珍しい噺です。与太郎も女にモテたいんです。若手がおおいに日のめを見ない噺を、高座にかけてほしいものです。
一 三遊亭遊雀「風呂敷」お客さんに大いに笑って貰う、いつもの姿勢です。愉しみました。
仲入
一 柳亭小痴楽「花見の仇討」遊雀師匠から教わった噺とのこと。面白くないはずがありません。浪人役の金さんは、待たされすぎて泣きを入れる場面は大笑いです。
落語芸術協会は伯山に次ぐ大物真打の登場です。来年は宮治さんの飛び昇進もあって、話題をさらっています。

3/20 馬石・文菊リクエスト二人会

2020-03-21 20:34:15 | 日記
若いお客さんが大半です。老若男女のファンが多い演者ですが、老の方はキャンセルが多かったようです。道理で会場に白髪が居なかった訳だ。隣席の会話に、老人は重症化するのにって、隣で言うか。大きなお世話だ。
お客さんからのリクエストで演目が決まります。
一 開口一番前座 三遊亭歌つを「牛ほめ」
一 古今亭文菊「堀の内」?
一 隅田川馬石「花見の仇討ち」リクエストによる演目。演る方は面白いが観客受けが‥て師匠。ご謙遜です。面白かったです。
仲入
一 隅田川馬石「猫と金魚」?
一 古今亭文菊「包丁」リクエストによる演目。笑いどころを心得ているなぁ。面白かった。粋な女を演るって、師匠の十八番です。
噺に挟まれた、与右衛門の女房かさね(累)って、知る人は居たろうか。ちょっと気になった。歌川国貞の浮世絵で残っている。鶴屋南北作「色彩間苅豆」で怪談として広く知られたようだが、歌舞伎に疎いので、今も演じられているのだろうか。「包丁」は怪談話からは遠い。恩を仇するところが、”かさ”なってはいるが‥。因みに、この名かさね(累)は、先代の与右衛門の嫁の連れ子助が、醜さから母に殺される。その助と実子累がうり二つであったことから、村人たちは”かさね”と言った。
?の演目はメモし忘れるです。カメラに収めたので安心したら、何気に消してしまいました。データって嫌だね。跡形もない。

3/19 柳家さん喬独演会

2020-03-21 20:04:03 | 日記
久しぶりの会場亀戸のカメリアホールでの公演です。簡単な夕食はイートインのあるおむすび屋でした。専門店とは思えぬ握り方で、二個をやっとのことで食べました。あんなに固く握るなよ。せっかくの米がつぶれていた。
一 開口一番前座 金原亭乃ノ香「牛ほめ」
一 柳家やなぎ「そば清」
一 柳家さん喬「幾代餅」
仲入
一 柳家さん喬「中村仲蔵」この一席がすべての噺を奪うよさがあった。仲蔵夫婦の会話の二言三言で、夫への尊敬と信頼が伝わる。仲蔵が雨宿りで入った店の主の最初一言もいい。斧定九郎の工夫を実現すべく、関係者を集める下りもここの名を言うことで、さらっとしているが工夫に厚みが加わる。丁寧でいてくどさがなく、この噺を吟味し尽くしたものを、頂戴したような心持ちだ。幾度も聴いてみたい。