花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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地元の植物

2017-10-16 | 花散策

先週はお天気が今一だったので、短時間の地元巡り。
残念ながら、綺麗なお花には出逢いませんでしたが、ご紹介します。

海岸近くの山へ出かけてみます。


コシオガマが目につきました。
この時季、山地に行くと多く見られる半寄生植物。


グロテスクな花なので、女子受けはよくないようですね。


私はこんなキモイ花が大好きなんですが。




午後から雨の予報で、空には厚い雲がかかってます。


自然度の高い場所だったところにも、セイタカアワダチソウの侵入が目立ちます。
他の植物の生長を阻害する物質を放出します。あるノヒメユリの群生地はこの植物のおかげで壊滅しました。


ヤマジノギクが沢山花を咲かせています。


次は海岸の植物を観察してみます。

ここは潮が満ちてくると島になる陸繋島。


でも、地理的には島とは認識されておらず、名前もありません。


島の斜面に薄い板のような砂岩が載っています。


砂岩の板の上から景色を眺めます。


ボタンボウフウのお花。
長命草と呼ばれる程、豊富な栄養素を含有しているらしい。


塩性湿地では希少なヒロハマツナやハマサジの群落がみられます。


ハマサジは準絶滅危惧種。
花はもう終わる時期なので、開いてない花が少しだけ残るのみ。




ヒロハマツナは絶滅危惧Ⅱ類。


花はこれからで、蕾ばかり。


花とは思えないような地味な花を咲かせます。


ハマゼリの花がまだ残ってました。






ウラギクは準絶滅危惧種。


自宅近くの大群生地は埋め立てられてしまいました。




深い入り江の奥にある神社。
とても趣のある場所にあり、いい感じなんです。


背後にあるのは川ではなく、海の隘路。漁船の通り道なんです。
この神社は漁の安全を祈願する場所なんでしょうね。


以上短時間の植物観察でした(=゚ω゚)ノ