梅雨入り間近な今日このごろ
週半ばから雨模様となりそうなので、今のうちに登山へ出かけました
西の島には、大変希少なカラマツソウ属が自生しているのですが、その同定には一悶着あったようで、やれオオミヤマだムラサキだと混乱していましたが、どうやら両者とも自生していたようなのです。
はっきりいって、両者の違いが良くわかっていないし、調べようという気もありませんが、自生地により別れているようですので、その観点で今回観察してきました。
岩山からは、島の美しい海が一望できます
この季節、岩場で咲き乱れるイブキジャコウソウが印象的です
この島の岩場で良く見かけるウンゼンマンネングサ
環境省絶滅危惧Ⅱ類
さて、カラマツソウ属ですが
ムラサキの方は、カンザシギボウシと共に自生している場所へ行ってみました
林内の崖に多くのムラサキが自生しているのですが、今年は花が少ない
環境省の絶滅危惧ⅠB類に指定されているとても希少なカラマツソウ属
葉はこんな感じ
居心地の悪い場所に自生しています
足場が悪いので、転倒して手を負傷してしまいました
花色は、名前の如く紫がかっているのですが、色が薄い個体もある
カンザシギボウシ
この島では、人の来ないような岩山で時々見かける植物です
次はオオミヤマの自生地へ
環境としては、結構薄暗い岩場が好きなようです
最新のレッドデータには記載されていません
ムラサキの方と誤認されたという事で削除されたのでしょうか?
その後、オオミヤマの再発見という論文で、両者存在するという事で決着?
良くわかりません^_^
国内では、この島にしか自生していないのかな?
花は白い
崖の途中に生えているので、足場が定まらず撮影しにくい
この後、山中をうろうろしましたが、特に収穫なし
私の好きな腐生ランなど鑑賞
渓流ではサワハコベが咲いていた
トンボが飛び交っていたので撮影してみました
帰りの草地では、スズサイコが見られました
真っ昼間なので、花被片は固く閉じています
希少植物が自生するこの草地でも、開発の魔の手が伸びてきているようです
すでに、沢山のダイサギソウやオキナグサが犠牲になっていますが、さらに大規模な開発が予定されているとか
再生可能なクリーンエネルギーという名の下に、希少な植物の自生地を破壊する行為が許されるのか?
植物好きな一市民の声でした(^O^)/