1月に見つけた野草の花
サツマイナモリ(薩摩稲森)
Ophiorrhiza japonica Blume
アカネ科 サツマイナモリ属
花 期 : 11~4月
生育地 : 樹林内、林縁、沢沿い
分 布 : 本州(関東)~沖縄
RL指定 : なし
撮影 1月~3月 長崎県 大分県
サツマイナモリは、異型花柱性を持ち、自家不和合性を進化させた植物であるが、異型花柱性は、頻繁に崩壊していることが知られている
最近、異型花柱性の実現にはスーパージーン(超遺伝子)がかかわっていることがサクラソウ属の研究により明らかになった
異型花柱性の崩壊の一因として、送粉者の喪失などによるスーパージーンの変化が集団全体に広がったことがあげられる
スーパージーンに関しては、以前NHKのサイエンスzeroで放送されていますので、興味のある方はココをご覧ください
異型花柱性には、二型花柱性と三型花柱性があり、サツマイナモリに関しては、二型花柱性である
二倍体サツマイナモリの4倍体変種であるアマミイナモリは、染色体倍加と同時に二型花柱性が崩壊した
初版 2014年11月27日
画像アップロード 2024年1月11日
記事アップロード 2024年1月11日