黒髪山系のある場所では、11月~12月にシロシャクジョウの花が見られる自生地があり、毎年訪れている。
毎年同じルートで自生地を訪れているが、今年は新しいルートをとってみようと地形図、航空写真で検討し、ツインピーク直登を試みる事にした。
ツインピークとは私が勝手に名付けた、二つの頂きをもつ岩峰で、この近くにシロシャクジョウの自生地があるのです。
直登尾根には岩が立ち並び面白そう。
という事で、まずは取りつきの谷を目指して道を歩く。
北欧のフィヨルドのような光景
谷に入り、枯れ沢を遡上していく
サネカズラの実が沢山見られた
木の幹に着生しているのはキクラゲでしょうか?
枯れ沢から尾根に登り上がると、早速岩が見えてきました
この岩に登り上がります
結構厳しい傾斜ですが、頑張って登って行く
濡れているところもあり怖い
岩の上からの眺めは、霞んでいて冴えないものだった
凄い岩が見える!
あの岩の先端に立てば、この上ない恐怖が味わえるでしょう
岩の上の灌木へ突入
密に茂る灌木に悶絶しながら登ると、また岩
変わり映えしない風景
ミヤマウズラが生えている
この付近まで登ってくると、斜面はかなりきつく、崖を登っている感覚
迫って来るような崖を登っていく
ここは最も厳しかった
手足を掛ける場所がない断崖!
もう一度登れと言われても、お断りします
恐怖にも負けずなんとか登り上がり、さらに背後のシダの茂みを登っていくと・・・
ツインピークの雄姿が見えた!
だが、足元は垂直に切れ落ちており、進めそうもない
なんとか降りる事ができそうなところを見つけ、ザイルを掛ける
懸垂下降で降りる途中で撮影
ここを登り返す事はできそうにもないので、もう後戻りはできない
ここから先は、60度はあるかと思われる急斜面をへつり、ツインピークの後方へ回り込んでから、なんとか登り上がった
ちょろりと光芒が出て、絵になるかと思ったのですが、撮影した画像を見ると今一でした
ツインピークの頂上からの風景です
こちらは今から登って行く方向
さて、シロシャクジョウの自生地に行ってみると、干からびてミイラのようになった株が・・・
今年は咲くのが早かったのかな?
ここからは、まるで登山道のような穏やかな尾根を登っていきます
登山道に合流し、ウロコ岩を通過
正面にそびえる蛇焼き山に登ります
蛇焼き山を経て、天童岩に到着
休日の天童岩は人が多そうなので、隣の岩でくつろぎます
天童岩の上から、大声でヤッホーを連呼する女子が!
苦笑するしかありません(´・_・`)
さて、岩を降りましょう
センボンヤリの枯れた姿
恐らく皆さんご存じではない場所をご紹介しましょう
ここは神様の声に従い、掘ってみると湧き水が現れたという、毘沙門河
山深い場所にあります
近くには、昔展望の良かった岩場があるのですが、今は藪化して展望なし
さてさて、植物でも観察しながら下山しましょうか
ジュズネノキの実
アリドオシの仲間ですが、棘はほとんどありません
ルリミノキは、正にその名の如く瑠璃色の美しい果実を実らせる
ミヤマトベラの漆黒の実もなかなか美しい
これは黒髪の滝だったかな?
記憶が定かではない
麓ではモミジが色付いていた
今日のお花はキッコウハグマだけ
せっかくの新ルートですが、危険なので、もう使う事はないでしょう(=゚ω゚)ノ