7月に見つけた野草の花(大分県)
ヒメヤブラン(姫藪蘭) Liriope minor (Maxim.) Makino
クサスギカズラ科 ヤブラン属
花期 7~9月
生育地 日当りのよい草地、樹林下 海岸林
分布 日本全土
RDB指定 環境省カテゴリ:なし 大分県:絶滅危惧Ⅱ類
先日、大分県のとある海岸付近で、かわいらしいヒメヤブランを見つけた
念のため大分県のレッドリストを確認したところ、絶滅危惧Ⅱ類となっていて少し驚いた
大分県ではあまり見ることのできない植物という事なので、早速図鑑をアップロードする事にした
海岸の疎林に多くのヒメヤブランが花を咲かせていたが、その花茎は、私の人差し指の第二関節にも満たない
とてもかわいらしくて、夢中でカメラのシャッターを切った
それほど珍しい植物ではないが、私はこのかわいらしい花に出会うことが滅多にないので、この日はとても上機嫌であったのだ
ヒメヤブランは、単子葉、離弁花類の多年草
草丈は10~20cmとなっているが、花茎の高さはそれより小さく、私が見たものは4~5cm程度
葉は線形で細長く、地下のランナーを伸ばして増殖する
花被片は通常6枚で花径は1cm程、花柄は3mm程で、花は上向きに平開する
エングラーのユリ科から、APGではクサスギカズラ科となったが、どうも馴染めない
ヤブランの仲間には、ヤブラン、コヤブラン、ヒメヤブランがあるが、石垣島にはコヤブランモドキという固有種が自生するようだ
いつの日か、白花にも出会ってみたいものだ