7月に見つけた野草の花(長崎県)
トキワカモメヅル(常盤鴎蔓)
Vincetoxicum sieboldii Franch. et Sav.
キョウチクトウ科 オオカモメヅル属
花期 6~7月
生育地 暖地の海岸林
分布 四国、九州、沖縄
RDB指定 環境省カテゴリ:なし 長崎県:なし
長崎県の海岸線の総延長は、全国の12%を占め、北海道に次ぐ2位である
よって、海岸林を好む植物にとっては自生適地が多く、トキワカモメヅルにとっても快適なところだろう
海に近い山で、エビネ鑑賞をしていると、樹木の幹に絡みつくトキワカモメヅルの大株が目についた
花期に訪れてみると、凄まじい数の花を咲かせていて驚かされた
今まで見てきた株とは桁違いの多さで、とても印象に残っている
蔓は樹木の高いところまで伸びていて、猛烈に繁殖していた
この花は大好きなもので、いつまでもここで沢山の花を咲かせて欲しいと願ったものだ
トキワカモメヅルは、合弁花類の蔓性多年草で、暖地を好む
海岸性の植物らしく、葉は光沢があり、厚みを有し対生、全体に無毛
図鑑では、花の色は紫と表現されているが、赤みを帯びた茶色というふうに見える
花序は集散花序を形成し、花を咲かせたシュートの腋芽が次々と成長して順次花を咲かせる
関連記事