7月に見つけた野草の花(佐賀県)
ヒロハコンロンカ(広葉崑崙花)
Mussaenda shikokiana Makino
アカネ科 コンロンカ属
花期 : 6~7月
生育地 : 山地の林縁、林内 渓流沿い
分布 : 本州(静岡、三重、和歌山) 四国 九州
RDB指定 : 環境省カテゴリ:なし 佐賀県:準絶滅危惧種
長崎県にも分布していますが、佐賀県の黒髪山系で観察していました
梅雨真っただ中の蒸し暑い山中 やぶ蚊の襲撃に耐えながら撮影していると、体中かゆくてしかたない
ヒロハコンロンカで思い浮かぶのは、雨とやぶ蚊
特に好きな花でもなく、思い入れがある訳でもないが、大好きなミヤマトベラのついでに撮影する
それでも黒髪山系を代表する植物の一つなので、ブログに掲載する価値はあるだろう
花よりまわりの白く大きな萼が目立つ
訪花昆虫に花の存在を知らしめる為の工夫であろうか?
ヒロハコンロンカは、アカネ科の落葉低木
暖地を好む南方系の植物で、半ツル性と言われている
花冠は、ロート状の黄色い合弁花で先は5裂、萼片のうちの一枚が巨大化し白くなる
近縁のコンロンカは雌雄異株だが、ヒロハコンロンカは異なり、自家和合性を持ち,自家受粉もするとの事
葉は葉脈が目立ち、存在感がある
環境省のレッドリストには記載がなく、佐賀県では準絶滅危惧種程度のものですが、私は黒髪山系以外で見たことがありません
ちなみに長崎県では絶滅危惧ⅠB類なので、県内で見るのは難しいようですね
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