昨年佐賀関の遠見山に登った時に、八十八ヶ所地蔵路を知り、途中まで歩いている
この道はおそらく、半島に点在する集落をつなぐ昔道だったのだと思う
今回、幸ノ浦から小黒を経て大黒に至る昔道を歩いてみた
国土地理院の地形図にて経路は確認できるが、遠見山付近から小黒に至る経路は道の表示がなく、通行が可能なのか不明である
一応20m補助ロープとビレイデバイス等簡単な装備を携帯し、藪漕ぎ覚悟で挑んでみた
幸の浦の漁港に駐車させていただき、集落から樹林帯を登っていく
この付近はノシランの一大群生地
遠見山の稜線に登り上がると、明るい林内はヤブランの大群生地に代わる
ハマビワの小群落もある
地蔵が祭ってある稜線上の道を遠見山の方向へ登っていく
途中の分岐を右へ曲がり、前回見つけた展望の良い裸地へ
素敵な風景を見ながら、少し早いランチをいただいた
この付近は落葉樹が非常に多く見られるが、何の木かな?
山桜だったら、春には素敵な花見ができそうだが
さて、ここからまだ歩いていない道に足を踏み入れる
道はどんどん標高を下げていく
またまたノシランが大群落を形成している
国土地理院の地形図には道の表示はないところだが、歩きやすい道が続く
一旦、天文台へ続く道路に出た
ここはイチョウ並木の続く場所だ
直ぐに再び山道へ入り、どんどん下っていくと小黒の集落へ出た
津波避難の高台付近から、大黒の集落へ続く山道へ入る
姉妹岩を見下ろす断崖の上を昔道が通る
黒ヶ浜を訪れる人は、下に見える道路を車で通行する訳だが、断崖の上に道がある事など想像もできないだろう
山道をしばらく歩き、急な斜面を降下すると、大黒の集落
目の前に黒ヶ浜が広がる
暖かな陽ざしの浜でおやつをいただき、しばしくつろいだ
帰路は、海岸線の道路を歩く
景色は良いのだが、車道歩きは足が痛くなるので苦手だ
海が青い
藪漕ぎ覚悟でしたが、終始歩きやすい道でした
美しい海を見ながらのトレッキングはなかなか良いものです('ω')ノ