花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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天山 秋の花

2018-09-24 | 登山
3連休の中日の日曜日は、福岡の山へランを観察に出かけようと思ったのですが、例によって寝坊です。

ちょっと出だしが遅くなってしまったので、短時間で登れる天山へ出かける事にしました。

ぱっとしないお天気ながら多くの方がいらしており、山頂は大変な賑わい。

手軽に訪れる事ができる山なので、小さな子供連れの家族や、お年寄りのグループなども天山の景色を楽しんでおられました。

さて、私は山頂へ向かう前に、ちょっと寄り道して、山頂では見られない花等も観察する事にしました。


最初に目に止まったのはノダケ


同じセリ科のミツバグサも花を咲かせています


あまり人に知られていない植物ですし、人に関心を持たれるような美しい花を咲かせる訳でもありません


下の葉は広卵形をしていますが、上の茎葉は切れ込みが深い葉も見られます


九州のみで見られる植物みたいです


ヒメアザミはあちらこちらで沢山の花を咲かせている




ツルニンジンも多いですね!


花が目立たないので気づきにくいのですが、良く探すと沢山生えている事がわかります






山頂に行かなくてもタンナトリカブトは咲いていますよ


山の斜面に生えてます




以前は群生していた場所もあったのですが、きれいさっぱり無くなってしまいました


ツリフネソウは至る所で群生している




シギンカラマツもまだ咲いていた


以前沢山生えていた場所ではすっかり姿を消していた


天山の花々は年々少なくなっているように思う






湿潤な場所を覗いてみるとアケボノソウが群生している










ミズタビラコがこんな時期まで頑張っている


ヤマホトトギスも頑張っていた


不思議な形のレイジンソウはまだ咲き始め








タカクマヒキオコシが群生している


ヒキオコシよりずいぶん花が大きい


ヤマハッカに似ているが、タカクマヒキオコシには花に模様がありません


前置きが長くなりましたが、上宮から登ります

上宮の池を覗くと、腹を減らした鯉が、エサをくれ~ とばかりに集まってきました


上宮にはアキチョウジや


キバナアキギリが生えています






登山道では、タンナトリカブトが出迎えてくれた












サイヨウシャジンもまだまだ咲いている


山頂に到着し、散策開始


マツムシソウはまだ沢山咲いていた












ツルリンドウの小さな花は目立たない


ここのリンドウは小さいなぁ~ とリンドウとツルリンドウを混同している方の会話が聞こえてきた


良く探せば沢山咲いてます




キュウシュウコゴメグサ




これは葉が茎を抱いているので、イナカギクかな?


来山している方の関心はやっぱりこの花でしょう








センブリもほんの少しだけ開花していました





近頃の天山は爆音が響き渡り騒々しいですね(=゚ω゚)ノ