昨日は、学術的に貴重な植物の現状調査に行ってきました
内容は、本日中にまとめておきますので、閲覧可能な方は、学術研究・調査にログインしてください
ついでにルイヨウボタンの群生地を覗いてみたが、花は完全に終わっていてがっかり
ギンランの花が咲いていた
近くにササバギンランが自生していたのを思い出し、探してみたがなくなっていた
フタリシズカ
花茎4本までは見たことがあるが、5本のものはいまだ見つけられず
キリシマテンナンショウ
大分県絶滅危惧Ⅱ類
昨年葉を見つけたところに行ってみると、タカネだった
エビネ
花茎が垂れ下がり、お疲れ気味
オオキヌタソウの群生
お隣の福岡県、宮崎県ではレッドリスト入りしている
ヤマムグラ
九州では、くじゅうにしか分布していないハナムグラというものがある
くじゅうのハナムグラに関して、ネットにいくつか記事が出ていますが、あれはハナムグラではありません
帰りにとある植物を探しに海岸へ
巨大なツリガネニンジンの花が咲いていてビックリ
ツリガネニンジンは、春に咲く事も多いようだ
花冠の形態や、花冠から花柱が出ている長さでサイヨウシャジンと区別するとの解説がなされているが、その点だけで区別するのは難しいと思う
という事で、萼片の鋸歯を調べてみた
ウシオハナツメクサ
大分市のとある場所に大量に自生しているのだが、花が残っているのはわずかだった
ウシオツメクサとウシオハナツメクサの見分け方について、ネット上にはいろいろと記述されているが、どうもぴんとこない
論文の記述がより信ぴょう性が高いと思い調べてみた
ウシオツメクサ
茎および葉はおおむね無毛
花序はあまり枝分かれせず、もし分枝があれば狭い角度で斜上する
葉の断面は上面が凸状
葉は上部に至るまで長く、花序の葉は花柄より長い
最上部の葉でも托葉と合着することはない
萼は長さ3~ 4.5 mm
花弁は白色で時に先端が淡紅色を帯びる
果実は長さ 4.5~6 mmで萼より明らかに長く超出する
ウシオハナツメクサ
植物体の下部を除き茎および葉は密に腺毛がある
花序はしばしば枝わかれし枝は広い角度で開出する
葉の断面は上面が平凹である
花序部の葉は短縮し、花柄よりも短く、花序は総状にみえ、花はー側に偏して着く
花序上部の葉は托葉と合着する
萼は長さ 5~ 6mm
花弁は基部白色で先端に向かつて次第に淡紅紫色
果実は長さ 5.5~6.5mmで萼片より僅かに長い
(OHBA 1987)
ウシオツメクサは満潮時に冠水するような湿った場所だけにみられ、花色が基本白色であるといった点がわかりやすいと感じた
この論文で、わたしが過去観察したものは、すべてウシオハナツメクサであると判明したのである
それではさようなら('ω')ノ