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7月に見つけた野草の花
アオノクマタケラン(青の熊竹蘭)
Alpinia intermedia Gagnep.
ショウガ科 ハナミョウガ属
花 期 : 6~8月
生育地 : 暖地の海岸林
分 布 : 伊豆諸島、紀伊半島~沖縄
RL指定 : なし
撮影 7月 長崎県
アオノクマタケランは、ショウガ目、ショウガ科の単子葉植物である
APGⅢにおける単子葉植物は11目で、アオノクマタケランが属するショウガ目含む分子系統樹の一部を参考までに添付する
被子植物は、基部被子植物、単子葉植物、真正双子葉植物に分類される
基部被子植物とは聞きなれない言葉であるが、非常に省略した説明をすると、原始的な被子植物と言われている
植物の進化は、はじめに誕生した、コケ類からシダへと変化し、その後巨大な木本が誕生した
初期的な木本は、裸子植物で、その後被子植物へと進化していったのである
恐竜時代が終わりを告げるころ、環境が激変し、素早い世代交代により進化スピードを獲得すべく、単子葉植物の草本が誕生した
その後、双子葉植物の中にも草本へ変化するものが現れた
単子葉植物は、全て草本で、双子葉植物に比べて構造が単純となり、成長スピードを重視した植物として進化したものなのだ
単子葉植物は、双子葉植物(木本)から進化したものとされているが、具体的にどの双子葉植物と祖先が近いのかはわかっていない
引用)単子葉植物の系統と分類を知りたくて 2023 田村実