花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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花散策 多良山系 黒髪山系

2018-10-22 | 登山
風は強いものの、晴天の日曜日に秋の花を求めて散策してきました。

先ずは、多良山系へ

渓流へ入り、爽やかな水の流れを楽しみました






イワタバコの着生する岩




花の時期ではないヒメレンゲは、ネコノメソウの仲間のように見える




多良山系で見た花は・・・

色白のアキチョウジ


センダイソウ


昨年は見に行きませんでしたが、健在で安堵しました












ツメレンゲ


まだ、ちょっと早かったようだ












クサヤツデ


まだがんばっていた




レイジンソウ






ジンジソウ


この時期の多良山系では多く見られる








オオマルバノテンニンソウ






タニジャコウソウの花がまだ残っていました




アオベンケイも咲いていると思うのですが、ちょっと時間がかかるのでパス

黒髪山系へと移動しました


ある滝を探して岩場を登って行きます

水量が少ないが、これかな?


ダイモンジソウが沢山咲いていました


















カンザシギボウシ等も見られます


湿潤な草場を探してみると


ウメバチソウが咲いてます












イヌセンブリも見られます














次は日当たりの良い岩場へ出ると

ヤツガシラ


ランナを伸ばし子株を増やす


多良で見たツメレンゲと比較して花穂は小さい












イブキジャコウソウの花が少しだけ




一般的にはブゼンノギクと言われている、黒髪山系のこの野菊


これに関しては疑義があるらしい


ブゼンノギクは葉や茎が無毛なのですが、良く見ると少し毛が見られるのです


毛の有り無しに関しては判断が微妙なところがあるのですが、確かに黒髪のものには少し毛が見られる場合がある

大分のブゼンノギクは本当に無毛で、ツルツルテカテカだそうで、鋸山のブゼンノギクをもう少し良く観察しておけばよかったと後悔しています

でも、黒髪のものはヤマジノギクというには葉が細いし、なよなよしていて、ヤマジノギクと言われても違和感がある

しかし、最近のAPG体系の如く、見た目の判断よりDNAでの判断に任せた方が良いのでしょうね!