花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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岩山でダンギク三昧

2018-09-30 | 藪漕ぎ クライミング

週末は台風の接近で、大荒れのお天気。

雲仙へ出かけたいところなのですが、このお天気では無理でしょう。

という事で、記事にするつもりはなかったのですが、ネタがないので、先日ある山にダンギク見物に出かけた様子をアップする事にしました。

一昨年、ある山の中腹にある岩場を訪れた時、ダンギクの葉を確認しており、そのうち花を見に行こうかと思っていたのです。

登山道はないのですが、超低山ですので、縦走しなければ、それほど長時間の藪漕ぎを要するところでもなく、手軽に植物の調査もできそうです。

さて、先ずは緩やかな斜面を登って、岩場への取りつきを目指します


目指すは、あの山


既に道中、岩の斜面には、沢山のダンギクが見られます


この土地の人にとっては、なんて事はないのでしょうが、こんな身近にダンギクが見られるとは幸せな事ですね!


こんなに沢山生えているのですが、よく考えたら絶滅危惧種なのです








クマバチが忙しそうに蜜を吸っていた


凄い! 何気なくヒメツルアズキの花が咲いている


この地では、普通に絶滅危惧種を見る事ができる


長崎県の島嶼部や、朝鮮半島、中国東北部に分布している希少種


岩尾根の基部に沿って急斜面を登っていくと、ロープが設置してある

地元の方が密かに岩登りを楽しんでいるのでしょう

かなりの急角度をよじ登るので、腕力を必要とする


途中、木の枝が行く手を阻んで難儀するが、なんとか岩場へ登り上がった!


すると眼前に、いきなりダンギクの群れ






この岩場はかなりの急斜度なので、落ち着かない


ここで、ランチをいただこうと思ったのですが、居心地が悪いので、さらに上へ登って行く


危ないところに生えているダンギクをビビりながら撮影


希少なウンゼンマンネングサも見られた


あの岩の右を巻くが、木が茂っていて登りにくい


登って行くと、ようやく落ち着ける岩場があった


ここにもダンギクの群れ












近危急種のヤマジソ


小さな花を咲かせている




うんざりするほどのダンギクの群落










ダンギクに囲まれて昼ごはんをいただいた

さて、さらに岩場を上に登って行くと、灌木の茂みへ突入するが、まだまだ岩場が続きます


崖に阻まれる事もある


悪戦苦闘の末、山頂稜線へ登り上がったぁ~

ここにも少しダンギクが咲いている


大岩がごろごろしている山頂


素敵な展望も開けている


海が見える山頂からの景色は素晴らしい


下山は岩場を避け、急斜面の林内を降りていきました

林内にはエビネが沢山生えているところがあったが、その他は特に珍しい植物は見られませんでした。


この後は、海へ向かいます

のどかな牧場で牛が草をはむ


美しい海が見えてきました


素晴らしい景色


寂れた灯台からは


ひたすら海が広がる風景が見える


サンセットウェイは気分爽快


海に面した牧場付近は絶景










ナンテンハギの花が沢山咲いている










恐怖の断崖絶壁


お天気が怪しくなってきたので、帰りましょう(^^)/