5月に見つけた野草の花
ヒメトケンラン(姫杜鵑蘭)
Tainia laxiflora Makino
ラン科 ヒメトケンラン属
花 期 : 4~5月
生育地 : 常緑照葉樹林内
分 布 : 伊豆諸島、四国~沖縄
RL指定 : 環境省絶滅危惧Ⅱ類
撮影 5月 長崎県
ヒメトケンランは、暖地に生息する日本固有の地生ランで、草丈20~30cm程
葉は狭長楕円形~披針状長楕円形で、地際に1枚付く
花は、茎先の総状花序にまばらに咲く
九州西部には、亜熱帯性植物が比較的多く分布しており、分布拡大の出発点から九州西部に偏在しており、最終氷期後北上し、現分布を示すようになったと考えられる
ヒメトケンランやハクサンボクなどは琉球列島~九州、伊豆諸島に不連続に分布しており、九州では西廻り分布する事から、九州西部地域にレフュジアがあったことを示している
初版 2019年5月23日
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