
一昨年見つけた、牙名三山麦蘭
昨年観察に訪れた時には、まだ開花していなかった
という事で、今年は昨年より遅い時期に見に行くと、すでに花は終了していた(>_<)
全くついてない(T_T)
牙名三山麦蘭は、三山麦蘭の黄花品種で、滅多にお目にかかれるしろものではない
私自身、まさかこの目で見る事ができるなんて想像もしていなかったものである
しかし、牙名三山麦蘭は絶滅危惧種に指定されていない
なぜなのかわかりますか?
それは、牙名三山麦蘭が三山麦蘭のforma(品種)である事に起因する
環境省の指定する絶滅危惧種は、種、亜種、変種が対象で、品種は対象となっていない
待てよ(?_?) それなら、ノヒメユリの黄花品であるキバナノヒメユリがなぜ最高ランクの絶滅危惧種に指定されているのか?
それは、なぜかキバナノヒメユリがノヒメユリの変種とされているからなのです
ただの色違いがなぜ変種になっているのか?
たぶん、自生地域の特異性からそうされているのではないかと私は考えています
まぁ~ いろいろごたくを並べましたが、牙名三山麦蘭はキバナノヒメユリ並の希少性があると言いたかったわけです
あぁ~あ 来年は見事に開花した花が見られるのでしょうか?
へんぴなところに自生しているので、そう度々様子を伺いに行く事ができないのです
失意の中、山を下りていると花茎を立てたミヤマトベラを見つけた
大分県絶滅危惧Ⅱ類
大分県では、まだミヤマトベラの花を見ていないので、別の場所へ見に行こう
せっかくなんで、先般見つけたホウライカズラでも見に行くか
自生地では、すっかり花満開のホウライカズラが出迎えてくれた
白い花もあるよ
蓬莱山にちなみ、珍しいもののたとえとして名付けられたのだが、絶滅危惧種じゃないんだよね
岩場には、マルバマンネングサの花が咲き乱れていた
海岸に出てみると、ボタンボウフウの花が沢山見られた
生薬として用いられ、長命草とも言われる
ハマナツメの花が、早くも咲いていた
環境省絶滅危惧Ⅱ類
大分県では、最高ランクの絶滅危惧ⅠA類に指定されています
ホウヨカモメヅルの花が、まだ咲いていた
環境省絶滅危惧Ⅱ類
海岸の岩場に生えている
たまに野生化しているのを見かけるウチワサボテン
砂浜に生えていた
海岸で見られる定番の植物
道路脇の防護網にハマナタマメが群生していてびっくり
先般訪れたヒュウガトウキの自生地に再訪
花は咲き進んでいた
環境省絶滅危惧Ⅱ類
日本山人参と言われ、栽培もされている
ツクシトウキとヒュウガトウキの違いについて、私が把握しているポイントは、花盤の色である
ツクシトウキは下図のごとく、花盤の色が緑
対して、ヒュウガトウキの花盤の色は、クリーム色
ヒュウガトウキとイヌトウキの区別に関しては、曖昧な点が多く同定が困難との意見もあるようだが、葉の光沢の有無により区別できるという記述も見られる
下図のごとく、ヒュウガトウキの葉の表面は光沢を有するが、イヌトウキは光沢がない
正確な同定には、塩基配列の分析が必要だと思われる
ナギランは着々と開花の準備をしていました
環境省絶滅危惧Ⅱ類
牙名三山麦蘭の開花を楽しみにしていたので、非常に落胆しています('ω')ノ