2月に見つけた野草の花
ヒメウズ(姫烏頭)
Semiaquilegia adoxoides (DC.) Makino
キンポウゲ科 ヒメウズ属
花 期 2~5月
生育地 路傍、畑地、土手、林縁
分 布 本州(関東)~九州
RL指定 なし
撮影 2月~3月 長崎県 大分県
漢方の天葵子(てんきし)は、ヒメウズの根からつくられる
ヒメウズの根の成分分析の結果、11の既知の化合物の他、新たにSemiaquilegine Aと命名された未知のアルカロイド、未知のエステル、4つのシアノ化合物が検出された
シアノ化合物の中には、非常に珍しいものが含まれ、キンポウゲ科からは初めて単離されたものである
天葵子は伝統的な抗がん剤とされ、近年乳がんや肝がん、リンパ肉腫などに対する臨床研究が行われている
参考資料
Constituents from the Roots of Semiaquilegia adoxoides
Feng Niu, Zheng Cui, Hai-Tao Chang, Yong Jiang, Fa-Kui Chen, Peng-Fei Tu
初版 2016年2月23日
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