花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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伽藍岳 火口へ懸垂下降

2020-12-04 | 藪漕ぎ クライミング

私は、伽藍岳の火山ガスは無害なものと勘違いしていましたが、噴気中には二酸化炭素、硫化水素が含まれ、高濃度のガスを吸引すると非常に危険である事がわかりました

皆さんは絶対マネをしないでください

 

明礬温泉から伽藍岳に登ろうと思ったのですが、ちょっと出遅れてしまい、塚原温泉からのショートコースに変更

ただ登っても面白くないので、本峰から西峰へ向かう道の途中から火口へ懸垂下降で降りてみることにしました

 

あそこの崖は途中懸垂下降の支点になるような木が生えてないので、念の為50mのクライミングロープを持参

久しぶりにザックに入れてみると、ロープだけでザックの容量の2/3を食ってしまう

重さも3.3Kgあり、しんどいなぁ~

 

こんな感じで歩きました

 

火口上の火山ガスが吹き出しているところを突破して、下降しました😱

 

火口を左に見ながら登山道を登る

 

途中の高台からの展望

 

短時間で山頂到着

 

鶴見岳の赤池噴気孔が見える

機会があれば行ってみたい

 

どんよりとしたお天気

別府湾を一望できる山頂

 

西峰へ向かう道は、何度来ても迷ってしまう

 

途中、火口が見える断崖がある

ここから懸垂で降りるぞ😳

 

その前に腹ごしらえ

冷え切ったコンビニ弁当をいただいた

寒いなぁ

 

断崖の上の木に支点を取り、カヤトに向かってロープダウン

ゲゲッ!! 枯れ草にロープがからまり団子になってる😱

まぁ~ なんとかなるだろうと懸垂開始

 

団子になったロープを解く作業があるので、マッシャーでバックアップを取り降りていった

枯れ草を巻き込み、団子になったロープはなかなか手強く、解くのに10分程かかってしまったが、バックアップのおかげで両手をロープからはなして作業をする事ができる

 

カヤトでの懸垂下降では、ロープダウンを行ってはいけないという教訓を得た

このような場合は、身体にロープを巻きつけ、少しずつ繰り出しながら降りて行くべきであった

 

傾斜がやや緩やかになったので、ロープを担ぎ降りていく

 

振り返るとこんな感じ

 

なんか希少植物はないかな?

 

ガスの噴出地帯が近づいてきた

 

やばい!

ガスが私の方向に流れてきた

伽藍岳の火山ガスは、有毒成分が地下水に溶け込んでいて、地表に現れるのは無害なものとわかっているが、怖い

※伽藍岳の火山ガスには二酸化炭素、硫化水素が含まれていて、高濃度のガスを吸い込むと非常に危険であるとの事でした

絶対に私のマネをしてこのルートを歩いてはいけません!!

 

ガスの噴出地帯を突破する

 

ガスがものすごい音をたてて噴出している

巨大なやかんでお湯を沸かしているような感じ

 

雲仙の溶岩ドームに登った時を思い出す

あの時は、火山ガスに包まれ、死ぬのではないかと思ったものだ

 

火口の真上に到達した

火口の見学は有料なので、下に降りるのは止めておいた

 

殺伐とした風景を見ながら、登山道の方向に向かっていく

 

ザレ場の斜面をトラバースする

 

ザレ場は崩れやすく、歩きにくい

 

登山道に合流し、下山

今日も無事に下山できて感謝(^O^)/